動物のリアルを伝えるWebメディア

三重大学生とNPOが「ペット防災カレンダー」を協働で開発…全国で配布キャンペーンを実施中

三重大学生とNPOが「ペット防災カレンダー」を協働で開発
  • 三重大学生とNPOが「ペット防災カレンダー」を協働で開発
  • 三重大学生とNPOが「ペット防災カレンダー」を協働で開発
  • 三重大学生とNPOが「ペット防災カレンダー」を協働で開発
  • 三重大学生とNPOが「ペット防災カレンダー」を協働で開発

三重大学の学生サークルDOTと人と動物の共生センターは、ペット防災を広めるため「ペット防災カレンダー」を協働で開発し、全国で配布キャンペーンを実施している。

災害が頻発する日本列島。災害時「ペットがいるから」と避難をためらい被災する事例がある。そこで同団体らは、ペットとの防災を日常的に考える機会を作るため、同カレンダーを開発したという。

東日本大震災以降、ペットの飼い主は、同行避難を原則とする旨が環境省から示されているが、各避難所で具体的なルールが検討されているわけではなく、受け入れを断る避難所も少なくない。災害時に人も動物も守るためには、避難所に行く以外の選択肢も含めて、飼い主がしっかり備えることが必要となってくる。

こうした課題に対し、ペット防災カレンダープロジェクトは、ペット防災の意識を持てるようにするため、“日常に防災を織り込む”をコンセプトに、日常的に目にするカレンダーにペット防災の知識を詰め込んだのだそう。

カレンダーは1年中飾るため、ずっと啓発でき、ずっと意識してもらうことができる。また、動物病院やペットサロンでよく配られているため、配布場所が多く、広めやすいというメリットがあるとし、個人だけでなく、動物病院やペットサロンからの協力も得て広めていきたいと考えているとしている。

なお同団体らは、日本全国にペット防災を広めるため、現在、1冊100円での配布活動を展開し、協力者を募集している。10月1日の募集開始から、既に約100人から合計3000冊を超える申し込みがあるとのことだが、1万冊を目標に掲げ、受付終了の12月15日まで、さらなる協力者を募っている。

《鈴木まゆこ》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top