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神戸市立須磨海浜水族園、大阪湾で漁獲された幻の魚「アカメ」の展示を開始

神戸市立須磨海浜水族園、大阪湾で漁獲された幻の魚「アカメ」の展示を開始
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神戸市立須磨海浜水族園(兵庫県神戸市)は、12月24日より、幻の魚と呼ばれる「アカメ」の展示を開始した。

10月15日、神戸市の駒ヶ林漁港から「珍しい魚がとれた」との通報があり、飼育員が駆けつけてみると、幻の魚と言われている海水魚の「アカメ」だったという。

アカメは日本固有種で、本来の分布は宮崎県、高知県、徳島県南部の河口周辺の沿岸に限られているとされている。しかし、今回の個体は神戸空港の近くで底引き網漁で漁獲された。大阪湾では1993年の初記録以降数例しか漁獲の報告がされておらず、偶然迷い込んできたと考えられるそうだ。同館によれば学術的にも貴重な魚だという。

■展示概要
・展示期間:2020年12月24日~
・展示場所:本館1階
・展示生物:アカメ 1個体(全長約60cm)

《鈴木まゆこ》

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