ペット業界の求人サイト「アニマルジョブ」を運営するTYLは、1月20日より動物病院やトリミングサロン（以下事業所）のスペースを利用して動画配信ができるデジタルサイネージメディア「HearPet VideoAD（ハーペット ビデオアド）」の提供を開始した。
同社では2020年4月より、ペット業界向け広告事業「Ad Space」の提供を行っている。従来の「Ad Space」は、事業所の壁面を含めたスペースを活用したポスターやリーフレット、サンプルなどのリアル媒体に限定していたが、訴求効果の高い動画や飼い主とペットが幸せに過ごせるHow toコンテンツなど、飼い主にとって有意義な情報を適切なタイミングで提供できるメディアとして「HearPet VideoAD」の提供を開始した。
それに伴い、これまで運用してきた「Ad Space」を「HearPet RealAD（ハーペット リアルアド）」に名称変更し、デジタルサイネージメディアと共に「HearPet」ブランドとしてサービス提供を続けていくという。
「HearPet VideoAD」は、事業所に設置されたモニターを活用したデジタルサイネージメディアで、ペットの飼い主向けに動画を活用し、企業やサービスの認知度向上またブランド訴求を行うことが可能。既に先行販売で広告枠の50%以上が埋まっており、大手メーカーのCM配信の実績があるという。
広告主が事業所に広告を掲載するためには、これまでは院長や経営者とのリレーションの有無や営業リソースの確保が必要だった。しかし「HearPet」は、キャリア事業において多数の動物病院と強いリレーションを持つ同社が運用することで、工数を必要最低限に抑えながら、規模の大きいプロモーションが可能になるという。
なお、設置先は一都三県の動物病院となっており、今後順次、対象範囲を拡大していく予定とのこと。
