アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)では、3月3日ひな祭りの日に合わせ、ジャイアントパンダの赤ちゃん(メス)に初めておもちゃをプレゼント。そのイベントの様子を公式YouTube、Instagramのライブ配信を通じ公開した。
赤ちゃんには、他のパンダが食べ残した竹幹と紀州材、ロープでできた飼育スタッフ手作りのおもちゃや菱餅に見立てた積み木のおもちゃがプレゼントされた。紀州材には木を焦がし絵柄を描くウッドバーニングを用い、「すくすくげんきにそだってね!」とのメッセージが笹のイラストと共に刻印されている。
昨年11月22日に誕生したジャイアントパンダの赤ちゃんは、まだしっかりと歩くことはできないが、体長73.5cm、体重5530gと大きく成長(出生時は体長20.5cm、体重157g)。目が見え始め、周りのものに興味を示す時期だという。与えられたプレゼントに近づき匂いを嗅いでいたが、どうやらおもちゃよりも側に置いてある花の方が気になるようだ。お母さんパンダから母乳をもらった後とのことで、ライブ配信中にウトウトと居眠りをする様子も…。
インスタライブには1200人を超えるファンが訪れ、「可愛すぎる!」「一生見ていられる」などのコメントが寄せられた。ライブ配信ではパンダの赤ちゃんに関する質問も受け付け、飼育スタッフが回答を行った。「赤ちゃんパンダは一日どれくらい寝ているの?」との質問に対し、「お母さんのお乳をもらったり少し動き回る以外は、一日中ほとんど寝て過ごします」と回答。また、「あとどれくらいで歩けるようになるの?」との質問には、「生後100日を過ぎもうそろそろ歩き始めるのでは、と飼育スタッフも毎日楽しみにしている」と答えた。
アドベンチャーワールドの公式YouTubeチャンネルには、ライブ配信の様子がアップロードされているため、見逃した人も視聴可能だ。
おもちゃを作ったジャイアントパンダの飼育スタッフは、「これまで、けがや病気もなくここまで無事に成長してくれてほっとしているのと、日々の成長に驚かされることがとても多い。今後もすくすくと元気に成長し続けてくれるように、思いを込めて遊具にメッセージを書きました。成長していく中で、どんなふうにこの遊具で遊んでくれるのかとても楽しみです」とコメントしている。
また、これから投票によって決まるパンダの赤ちゃんの名前に関しては、「今回はおもちゃにメッセージを書きましたが、名前が決まれば追記する予定です。どんな名前を書けるのかも今からとっても楽しみです!」とのこと。
パンダの赤ちゃんの名前は9万通以上の公募の中からアドベンチャーワールド「パンダの赤ちゃん命名委員会」が選定した、「光浜(こうひん)」、「咲浜(しょうひん)」、「楓浜(ふうひん)」の3候補から名前を決定する。3月4日から3月11日の間、パーク内募集コーナー・特設サイトにて投票を受け付けるという。
一般公開に関しては後日改めてお知らせするとのこと。