国立科学博物館は、6月25日より、博物館の研究や展示について紹介する学習コンテンツ「かはくのいろは」の配信を開始した。
同館では、日本全国の人に同館のことを楽しんでもらえるようにと、動画の配信を積極的に行い、これまで、同館の研究者が行う研究の紹介や、常設展示や企画展の紹介など60本以上を公開している。
「かはくのいろは」は、小学校高学年以上を対象とした、これまで以上に分かりやすく博物館の研究や展示について紹介する学習コンテンツで、第1回目は、「恐竜が鳥として生き残っているって本当?」というテーマのもと配信。
同館で恐竜をはじめとする古生物を研究している真鍋真副館長兼標本資料センターコレクションディレクターと、恐竜の展示や今生きている鳥の骨格を観察しながら、恐竜と鳥の“つながり”を見つけていく。
第2回目は、「標本レスキューって何だ?」というテーマで、7月上旬に配信予定となっている。今後「かはくのいろは」は、隔月で配信していく予定だそう。なお、「かはくのいろは」では、国立科学博物館職員の小川達也氏が、EduTuber(教育的な内容を発信する動画クリエイター)として進行役を務めるとしている。