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進化生物学者による科学×愛犬エッセイ『人、イヌと暮らす』、世界思想社より刊行

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『人、イヌと暮らす』、世界思想社より刊行
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学術出版社の世界思想社は、進化生物学者・長谷川眞理子氏の最新刊『人、イヌと暮らす』を11月19日に刊行した。

個性の違う3頭の愛犬と暮らす著者が、一緒に暮らす中で考えたことを綴った、科学×愛犬エッセイ。キーワードは進化・愛情・社会である。最新の科学論文をもとに、「イヌは世界をどのように認識しているのか?」「イヌのそもそもの起源は?」といった疑問に対して、一般の人にもわかりやすく説明する。

霊長目のヒトと食肉目のイヌは、進化で見ると少し遠い存在だが、ともに、他者の存在が重要な意味を持つ社会性の動物である、という共通点がある。イヌの社会、ヒトの社会、イヌが介在することで変わるヒトの社会。著者の考察と全編を包むイヌたちへの深い愛情が見どころだ。

ユーモアを交えた愛犬エピソードと、わかりやすい科学的な説明。相容れないようにみえるこの2つが渾然一体となった1冊となっている。

《鈴木まゆこ》

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