新型コロナウイルス感染症拡大防止のため1月11日から臨時休園となっている上野動物園（東京都台東区）。ジャイアントパンダたちは静かな園内で元気に過ごしているという。
レイレイは1月30日、シャオシャオは2月1日に初めて運動場に出た。その後レイレイは毎日のように運動場に出て木の上で休んだりしていたが、最近はシャオシャオもよく運動場に出るようになったという。安全のため運動場の木の一部にカバーが取り付けられたが、2頭ともそれ以外の木に登ったり、木の上でじゃれあったりしているそうだ。体重は2頭とも18kg近くになり、順調に増えている。
シンシンとシャオシャオ（236日齢）母親のシンシンは、日中、運動場と室内展示室の出入りを自由にしており、母子で運動場が使用できるようにしている。夜間は、シンシンはシャオシャオ、レイレイと一緒に室内展示室と寝室を出入り自由にしているという。双子が運動場に出ていても、採食を優先することが多いが、子どもたちの様子もしっかり見ているとのこと。運動場での授乳はまだ見られていないそうだ。
父親のリーリー、姉のシャンシャンも共に健康状態は良好。モウソウチク、シノダケ、マダケなどのタケ・ササ類を中心に、パンダ団子、ペレット（固形飼料）、ニンジン、リンゴなどの餌を食べて過ごしているとのこと。
シャンシャン同園の再開園時期は未定。臨時休園中は上野動物園公式ツイッターや東京ズーネットYouTubeチャンネルなどで、動物たちの様子をこれまで以上に情報発信していくとしている。
