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地域猫活動を応援するチャリティーグッズ、フェリシモ猫部より登場

地域猫活動を応援するチャリティーグッズ、フェリシモ猫部より登場
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フェリシモが展開する「猫部」は、「地域猫活動応援チャリティーグッズ」のWEB販売を開始した。

「#地域猫チャリティー2022」は、猫の殺処分のない世界をみんなでつくりたいという猫部の思いに共感する人たちとつくるプロジェクト。2019年の猫の日からスタートし、4回目となる今年も、22組のクリエイター陣が耳先をV字カットした「地域猫」をテーマとするアートを制作。販売価格の一部が基金となるチャリティーTシャツとクリアファイルになって登場した。価格はTシャツが2810円(うち500円をフェリシモの猫基金として運用)、クリアファイルが705円(うち100円が猫基金に、価格は税込)。

毎月4種類もしくは6種類のクリアファイルの中から、1種類を2枚セットで届ける「予約コレクション」で申し込むと、単品販売で申し込むより基金額が22円アップする。

同社は、チャリティーグッズの販売を通じて「地域猫活動」の認知度を上げ、「猫と人がともにしあわせに暮らせる社会」を目指すとしている。なお、販売価格の一部は、飼い主のいない動物の保護と里親探し活動、野良猫の過剰繁殖防止活動、災害時の動物保護活動などに活用される。

「地域猫活動」とは、野良猫の数とトラブルを減らしていく取り組みのこと。現在日本では、年間4059頭の犬と、1万9705匹の猫が殺処分されている(令和3年度環境省統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」より)。その大半は、捨てられた猫などが外で繁殖し生まれた野良猫の子猫。猫の繁殖能力は強く、年に2~3回、1回に4~8匹も出産をし、理論的には1組の猫のカップルから、3年後には2000匹以上にもなるという試算もある*。不幸な殺処分を減らすためには、野良猫に不妊去勢手術を施し、悲しい運命をたどる命を増やさないことが重要だ。

野良猫を捕獲して、不妊去勢手術をすることを、Trap(捕獲して)、Neuter(不妊去勢手術を行い)、Retur(元いた場所に戻す)の頭文字をとって、「TNR活動」と呼ぶ。不妊去勢手術を施された猫は、その印として耳先をV字にカットされる。手術済みの猫を、再び捕獲しないようにするための目印だ。耳先のカットは、不妊去勢の麻酔中に行うため、痛みはない。

また、ふん尿による悪臭や無責任な餌やりなど、野良猫による近所トラブルが社会問題となっており、野良猫に不妊去勢手術を施すとともに、エサやりの管理や、ふん尿の掃除などを地域で連携して行うことで、野良猫の数とトラブルを減らしていく。さらに、去勢後は「人に慣らして、譲渡する」というところまでを支援する「TNTA」という活動も近年広がっており、猫部はこの活動も支援している。

* 令和3年度環境省統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」より
《鈴木まゆこ》

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