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コロナ禍で体重が増えたのは犬よりも猫…人とペットのライフスタイルに関する調査結果

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  • 人とペットのライフスタイルに関する調査結果
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  • インターペット2022では、ペットフードやグッズ、自動車、IT家電など約470社の新製品やサービスが出展される

ペットフード協会、日本ペット用品工業会、メッセフランクフルト ジャパンは、第11回「インターペット ~人とペットの豊かな暮らしフェア~」開催に先立ち、コロナ禍におけるペットの健康や生活の変化の把握を目的に、首都圏在住で犬または猫を飼育している1080人を対象に意識調査を実施し、その結果を発表した。

コロナ禍になってからのペットの体重変化について質問すると、「とても増えた」「増えた」と回答した人は合計で全体の27.8%だった。また、体重の増加を犬と猫で比較した場合、猫の体重増加が30.5%に対して犬は25%となり、猫の方が5.5%高いことがわかった。

獣医師の徳本一義氏は、「ともに暮らす人間の生活環境の変化に、ペットも影響されていることが要因だと思う。一緒に外出する時間が減る一方で、テレワークの普及などで一緒に過ごす時間が増えることにより、フードやおやつを与え過ぎてしまうご家庭が多くなっているようだ」と分析している。

次に、ペットの飼育に関連するIT技術「ペットテック」について質問すると、半数近くが利用経験者、またはペットテックに関心があり、中でも「ペットのオンライン見守りサービス」が17.8%と最も多く利用されていた。近年のデジタル技術の発展によりペットテックに注目が集まっていることがわかる。なお、今後期待されるサービスは「獣医師によるオンライン診療」との回答が37.6%だった。

続いて、ペットの慢性的な疾患や病気について問うと、犬・猫ともに「疾患があり通院している」が22.6%と、飼い主のおよそ5人に1人以上がペットの何らかの疾患により、動物病院に通院していることがわかった。また、通院の有無に関わらず、「疾患がある」と回答した人は全体の3割以上だった。

最後に、ペットを通じて知り合いや友人、家族や恋人などができたかを質問。「オンラインでの知り合い・友人ができた」と回答したのは、猫オーナー30.3%に対して犬は20.3%で、「リアルで会う知り合い・友人ができた」人は、犬32.2%に対して猫は26.8%だった。また、ペットを通じて「恋人・家族ができた」との回答は、猫が9.6%で犬が4.8%だった。散歩で外出する機会が少ない猫のオーナー同士が、オンラインなどを通して交友関係を広げ、恋愛のきっかけづくりにも一役買っていることが推察される結果となった。

なお、3月31日より開催される第11回「インターペット」では、ペットフードやグッズ、自動車、IT家電など約470社の新製品やサービスが出展される。ショッピングのほかにも、セミナーやワークショップの参加、ご当地グルメ巡りなど、楽しめる企画が盛りだくさんとのこと。ペット同伴の来場が可能で、「同種犬のオフ会」なども来場者によって実施されている。

■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年2月4日~2月8日
調査対象:首都圏の20歳~59歳の男女1080人
調査内容:ペットとのライフスタイルに関する意識調査
備考:多頭飼育の場合は年長のペットについて回答

《鈴木まゆこ》

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