動物のリアルを伝えるWebメディア

保護犬・保護猫のシェルター施設「ani TERRACE」が三重県にオープン

VISON内に建てられた「ani TERRACE」
  • VISON内に建てられた「ani TERRACE」
  • 施設の内観
  • 猫ふれあいスペース

アニコム損害保険およびグループ会社であるアニコム先進医療研究所は、三重県多気町の商業リゾート「VISON(ヴィソン)」において、4月29日より保護犬・保護猫のシェルター施設「ani TERRACE(アニテラス)」の運営を開始する。

同施設は、「未来をつなぎ、いのちを照らす場所」を目指して名付けられた。2020年2月に三重県とアニコム ホールディングスの間で締結した「動物愛護の推進等の連携に関する協定」に基づき、「動物の殺処分ゼロ」を目指す。

同施設はヴィソンの農園エリア内に建設。ホールは大きなガラス窓を用いたり、仕切りを少なくしたりすることで、中心のオフィススペースから全体が見渡せるようになっており、人と動物がお互いの気配を感じられる空間になるよう工夫されている。また、動物たちが過ごしやすいよう清潔に保てる工夫をしているほか、ケージのみならず広場も設置した。

また、保護動物の譲渡やペットホテルの営業もスタート。保護動物のシェルター事業としては、三重県動物愛護推進センター「あすまいる」に収容された犬・猫等を同施設で一時的に預かり、心のケア(トレーニングやしつけ)と身体のケア(医療・フードなど)を行い、新たな飼い主に譲渡する取り組みを行う。

一方でペットと一緒にヴィソンを訪れた来場者には、ペットを預かるホテルやドッグランなど滞在を楽しめるサービスを提供する。約1200平米のドッグランは、大型犬・中小型犬・小型犬の3つのエリアを用意。すべてのエリアが犬の足に優しい全面天然の芝生張りになっており、三重の雄大な自然とともに、愛犬とのひと時を楽しめる。また、将来的に老犬ホームの営業・高齢者の飼育サポートを開始する予定だ。

同社は同施設のオープンをきっかけに、 動物の保護・譲渡活動の取り組みを更に加速させ、動物の殺処分や高齢犬の介護などの課題を解決する活動を行うことで、人と動物の幸せな暮らしの提供に努めていくという。

《山本真美》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top