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ジャイアントパンダが食べ残した竹でアオリイカの産卵床を製作…アドベンチャーワールド

ジャイアントパンダが食べ残した竹でアオリイカの産卵床を製作
  • ジャイアントパンダが食べ残した竹でアオリイカの産卵床を製作
  • ジャイアントパンダが食べ残した竹でアオリイカの産卵床を製作
  • ジャイアントパンダが食べ残した竹でアオリイカの産卵床を製作
  • アオリイカ産卵イメージ
  • パンダバンブープロジェクト

アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)は、和歌山南漁業協同組合協力のもと、白浜町と共同で、地元和歌山・白浜の自然豊かな海の継承を目的に、ジャイアントパンダが食べ残した竹の枝葉を有効活用したアオリイカの産卵床を製作し、白浜の海底へ設置する。

今回の取り組みは、里山を荒廃させる竹を伐採し、ジャイアントパンダの食事として活用することで里山の環境を守り、これまで廃棄していたジャイアントパンダが食べない竹の幹の部分や食べ残した竹、糞を有効資源としてアップサイクルを推進するパンダバンブープロジェクト活動の一環として実施する。

地元のダイバーによると、近年は黒潮の蛇行によりサンゴや生物の減少が見られるほか、時期外れの生物が現れる現象が生じている。同産卵床は、パンダが食べ残した里山を荒廃させる竹の枝葉を活用。5月17日に白浜の漁港3か所に沈め、上手くアオリイカが産卵すれば、定期的モニタリングほか、この竹製産卵床がもつ魚介類の隠れ場としての機能、海藻類の着生について効果を図る。期間は孵化シーズンの終了する8月頃まで。

《山本真美》

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