動物のリアルを伝えるWebメディア
ペットシッターなどのサービスを知ったことで、「次の子は、絶対に飼わない」という頑なな気持ちは少し和らいだものの、やはりペットロスがおさまらなかった私は、時間を見つけては、動物園やペットショップなど、色々な場所へウサギに会いに行きました。
「けだま」と「けまり」、歴代2羽の愛ウサギとの生活で私は、ウサギの可愛さやペットを家族に迎えることによる幸福度の高さを知ると同時に、その命に責任を持つということの大変さを改めて感じることになりました。
アメリカの動物愛護に関しては、「危険」とされる犬種を規制する「特定犬種規制法(BSL)」に注目した。「ピットブルタイプ」に分類される犬たちは、飼育方法や繁殖などに大幅な制限が加えられる地域がある。飼育そのものが違法とされている場所もある。
欧州ではペットの繁殖に対する問題が多く取り上げられる。オランダ、ベルギー、ノルウェーでは、遺伝性疾患を解消し、動物たちの生活の質(Quality of Life)向上につなげるための法的な努力が行われている。これまでに紹介した、そうした取り組みをまとめた。
動物愛護に関しては見習うべき点も多いイギリスだが、独自の問題も抱えている。何事に関しても「理想郷」は存在しない。良い部分を参考に、改善が必要な点は反面教師としながら、理性的に考えることが動物たちの幸せにつながるだろう。
寅年なのでトラのいる宇都宮動物園(栃木県宇都宮市)へ行くことにした。なぜ宇都宮かというと、2021年に生まれたホワイトタイガーの子どもが飼育されているからだ。しかも現在は母子一緒に見ることができるという。
これまで3回にわたりご紹介してきたトラは、20世紀の乱獲と環境破壊によって「絶滅危惧種」に指定されており、絶滅を食い止めるため、国際的な努力が続けられています。今回は、トラを守るための取り組みを中心にご紹介します。
前回は、トラが激減した原因をご紹介しました。毛皮や漢方薬のための乱獲に森林破壊という、人間の行いによって多くの命が奪われました。およそ1世紀の間に、わずか25分の1(推定値)に減ってしまったことはとてもショッキングです。