麻布大学は、「ヒトと動物の共生科学センター」を新設すると発表した。なお、新センターは、計8つの研究プロジェクトによる新体制で活動を開始するとのこと。
同センターでは、「ヒトと動物の共生を育む最先端研究」「最先端研究を学生教育に活かした教育」「得られた知見を社会や地域に還元する広報活動」を中心に取り組む。特に研究と教育の一体化を実現させ、獣医系・生命科学系大学として新たな教育研究に注力していくとしている。
また、同センターでは新たな研究の柱として、「ヒトと動物の認知インタラクション解析と新しい社会システムの構築」「ヒトと動物の微生物クロストーク」「ヒトと動物の共進化遺伝子の同定」の、3つの研究グループで計8つの研究プロジェクトを展開するとのこと。
具体的には、全学共通科目の「地球共生論」を通してヒトと動物、環境がいかに持続可能な関係を構築できるかを学生自身が考え、さらに本年度から新たに実施される「地球共生系サイエンスワーク」の講義を全学部全学科対象に開講し、最先端の研究実施能力を習得するアクティブラーニングを実施する。また、STEM型教育の「実践的ジェネラリスト育成研究プロジェクト」の全学拡大に向けた準備を進めていくとしている。