山と溪谷社は、手塚治虫が山・動物・自然をテーマに描いた作品10編を収録した作品集『手塚治虫の山』を6月18日に刊行した。
手塚治虫は、山・自然・動物を舞台とした漫画を数多く残している。今回収録されている10編には、「生命」の尊さが共通して表現されており、全編を通して人間はもとより、山も動物も、万物すべてを「生命」ととらえる、同氏の強い思想が伝わってくる作品となっている。
同社は、10編の作品を通し、時代を超えて、「いかに生きるか」という普遍的なメッセージを感じ取って欲しいとしている。
なお、収録作品は1959年から80年に発表されたもので、 「魔の山」や「モモンガのムサ」、「ブラック・ジャック -昭和新山-」などが含まれている。