宝島社は、6月22日に書籍『看取り犬・文福 人の命に寄り添う奇跡のペット物語』を刊行した。
同書は、日本で唯一、ペットと入居できる特別養護老人ホーム「さくらの里山科」 の、理事長・施設長である若山三千彦氏によるノンフィクション。
保健所で殺処分間際に引き取られた保護犬・文福が、施設の入居者の最期を察知して寄り添う物語を中心に、癒しの力を持つ猫“トラ”など、入居者とペットの17編のエピソードが収録されている。
そんな同書は、別の版元から2019年7月に一度出版されたが、版元の倒産によりわずか4ヶ月で廃刊となってしまっていた。しかし、現編集担当者が同書の存在と廃刊のことを知り、もっと多くの人にこの物語を届けたいと考え、この度再編集した上で復刊したという。
廃刊となった「看取り犬・文福の奇跡」に、WEBコラムで95万PVを記録したエピソードを物語化した「怒鳴られ続けた文福」が新編として収録されているほか、前作からの後日譚を加えた一冊となっている。