山のトリコは、ライチョウの刺繍を袖にあしらった「雷鳥Tシャツ」の予約販売を6月30日より開始した。ライチョウは国指定の特別天然記念物で、絶滅の恐れのある野生生物の種を明記した「レッドリスト」に分類されている
販売されるアウトドアTシャツは、吸水速乾性に優れたポリエステル100%製。未着用時と比較しどれほど紫外線遮断をするかの紫外線保護指数UPF(オーストラリア/ニュージーランド規格)でUPF30をマークするなど、登山に最適のアウトドアTシャツとなっているという。
登山者増加の弊害として浮き彫りになった、山でのマナーを知らずゴミを投棄する非常識な登山者の増加は、山の環境悪化とそれに伴う補足動物の増加を生み出している。そうした環境の変化によって、ライチョウの生態にも大きな影響を及ぼしていると考え、雷鳥Tシャツの製作を開始したという。
雷鳥Tシャツの売上の一部をライチョウ基金(公益財団法人 富山市ファミリーパーク公社)、また山小屋を運営する法人・団体などへの寄付することで、ライチョウの調査保護活動や新型コロナウイルスによって経営が厳しくなった山小屋の支援を行う。
Tシャツのカラーはチャコール(グレー)とピンクの2色、サイズはS・M・Lの3つが用意されている。価格は一着4300円(消費税抜き)で同社の販売サイトから予約販売を開始した。発送開始日は7月7日を予定している。