鴨川シーワールド（千葉県鴨川市）は、6月12日に鴨川市東条海岸にて、今年初めてのアカウミガメの産卵を確認したと発表した。
千葉県の海岸では、毎年6月から8月にかけてアカウミガメの産卵が確認されている。同館でも調査を行ったところ、6月12日の早朝、アカウミガメが産卵のために砂浜に上陸した痕跡を確認したという。
その後、ウミガメ卵の採捕許可を持つ専門の係員が産卵場所の調査を行い、約30cmの深さの砂の中にアカウミガメの卵を確認。卵の周辺には保護柵が立てられ、しばらくの間は卵の安全を見守っていく予定だという。
産卵が行われた場所は、波による影響が少ない場所だということだが、今後台風などにより海岸の状況が変化し、卵に危険があると判断した場合は、卵の移動を含め保護について検討していくとしている。
