西オーストラリアは、西はインド洋、南は南極海に面しており、美しい海岸線やサンゴ礁に恵まれ、豊かな海には多様な海洋生物が生息している。
そんな西オーストラリアの海の生き物たちを2回に分けてご紹介。1回目の今回は、「一緒に泳げる海洋生物」。
世界最大の魚類ジンベイザメ
世界遺産登録のニンガルーコーストの海域内にあるニンガルーリーフには、200種類以上の色とりどりのサンゴの他、500種類以上の魚たちが生息しており、年間を通して海の生物と触れ合うことができる。中でもオススメなのが、毎年3月中旬から7月にかけて多数集まる世界最大の魚類、ジンベイザメとの貴重な遊泳体験。ジンベイザメは穏やかな性格のため、シュノーケリングを着けて一緒に泳ぐことも可能。
年間を通して出会えるマンタ
世界遺産登録のニンガルーリーフには、野生のマンタが多数生息しており、年間を通じて一緒に泳ぐことができる。また、大きな胸ビレで舞うように優雅に泳ぐ姿は観光客に人気で、コーラルベイの街から遊泳ツアーが催行されている。
人懐っこく間近で観察できるイルカ
西オーストラリアには野生のイルカと出会えるスポットが多数あり、ロッキンハムではシュノーケルで野生のイルカと一緒に泳げるツアーや、船上から群れを眺めるクルーズなどがある。また、世界遺産登録のシャークベイの人気スポット、モンキーマイアでは野生のバンドウイルカが毎朝決まった時間に姿を現し、間近で観察したり、レンジャーガイドの誘導で餌付けを楽しむこともできる。
透明度の高い海で泳ぐオーストラリアアシカ
パースから北へ230kmのことろにあるジュリアンベイには、オーストラリアアシカが生息しており、一緒に泳ぐボートツアーが就航している。海の透明度が高いため、その姿をキレイに撮影することができる。また、パースからは、近くにある人気スポットのピナクルズや、ランセリン砂丘とセットになった観光ツアーも催行されている。
次回は、「観察ツアーや陸上で出会える海洋生物」を紹介していきたい。