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FullDepth×新江ノ島水族館、研究成果発表展示「相模湾 江の島沖の深海生物相調査」を実施…4月11日まで

FullDepth、相模湾で79年ぶりに「コトクラゲ」を採取
  • FullDepth、相模湾で79年ぶりに「コトクラゲ」を採取
  • FullDepth×新江ノ島水族館、「相模湾 江の島沖の深海生物相調査」を開催

産業用水中ドローンメーカーFullDepthと新江ノ島水族館(神奈川県藤沢市)は、3月20日から4月11日までの期間、小型水中ドローンを活用した深海探査共同研究の成果発表展示「相模湾 江の島沖の深海生物相調査」を実施している。

相模湾は身近な海であると同時に、古くから研究の盛んな海域でもあり、FullDepthと新江ノ島水族館は、2019年から水中ドローンを用いた相模湾の深海調査を実施している。水中ドローンメーカーと水族館が手を結ぶことで、単独では難しい深海探査への挑戦が可能となった。

これまでに5回の調査を実施し、9動物門130種以上の生物を確認。また、水中ドローンに採捕能力を備えることで、相模湾において79年ぶりとなる珍種「コトクラゲ」の再発見・採捕が実現した(現在コトクラゲの生体展示は行っていない)。

今回の展示会では、これまでの深海探査共同プロジェクトで、確認・採捕した生物の生体展示の他、写真のパネル展示、実際に調査で使用した水中ドローンの実機の展示が行われる。深海底へ自ら赴き、海底の様子やそこにすむ生き物たちを実際に観察・採捕することで得られる、「新たな発見・魅力」を伝える展示を目指しているとのこと。

また、今後も新たな海域の調査・採捕機器の開発などに挑戦していくという。

■開催概要
・展示期間:3月20日~4月11日 9時~17時
・展示場所:新江ノ島水族館 深海II、相模湾ゾーン 沿岸水槽

《鈴木まゆこ》

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