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西オーストラリア州で出会える野生動物や海洋生物たち…海の生き物編 vol.2

西オーストラリア州で出会える海洋生物
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インド洋と南極海に面した西オーストラリアには、世界最大の魚類であるジンベイザメや、間近で観察できるイルカ、海洋生物で最強と言われるオルカなど、多様な海洋生物が生息している。

今回はその中から「観察ツアーや陸上で出会える海洋生物」を紹介していく。

海洋生物で最強と言われるオルカ

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体長6mから8m、体重6トン以上もの大きさで、海洋生物最強と言われるオルカ(シャチ)は、非常に社交的で好奇心が旺盛。時には船に近づいてきたり、鳴き声を聞くことも可能だという。南極海沿いの街ブレマーベイの沖合は、1月下旬~4月にかけて、南半球最大の約100頭ものオルカが棲みつく海域となっており、野生のオルカの群れと遭遇する貴重な体験ができる。

長期間に渡って観察できるクジラ

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ザトウクジラは毎年、出産後に赤道付近から南極海へ南下し、西オーストラリアの沿岸線を移動するため、長期間に渡ってホエールウォッチングを楽しめる。また、時期によって異なる種類のクジラを観られるほか、インド洋に面したニンガルーリーフでは、ホエールウォッチングのシーズンである7月から10月に、ザトウクジラと一緒に泳ぐという貴重な体験もできる。

人魚伝説のモデルになったジュゴン

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インド洋に面したシャークベイにあるビーチ、モンキーマイア周辺には、ジュゴンのエサとなる藻が生息し、かつ、サメの侵入も防げているため、世界最大のジュゴンの生息地となっている。クルーズでは、約1万頭のジュゴンを観察することができる。また、シャークベイのハメリンプールでは、35億年前から生息する地球最古の生物、ストロマトライトが密集する不思議な光景や、フォトジェニックなシェルビーチを見ることもできる。

世界一小さなペンギン、フェアリーペンギン

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ロッキンハムの沖合には、体長30cmから40cmほどの世界一小さなペンギン、フェアリーペンギンが約1200羽も生息するペンギン島がある。フェアリーペンギンは、昼は海に出ているが、島のディスカバリーセンターではペンギンのエサやりを観ることも可能。また、ペンギン島では野生のペリカンも観ることができるほか、近くには野生のアシカが生息するシール島もある。

ここまで有袋類と海の生き物を紹介してきたが、西オーストラリアには他にもエミューなどの鳥類や、エリマキトカゲなどユニークな生き物が生息している。次回はそれらを紹介していきたい。

《鈴木まゆこ》

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