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ハムスターの注意すべき病気や異常は?

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前回はハムスターの飼い方や習性などをご紹介しましたが、実際にはどんな病気になりやすいのでしょうか? かかりつけ病院を見つけていても、異常に気が付かなれば受診することもできませんよね。そこで今回はハムスターに特に多い疾患を、動物看護師の筆者がご紹介します。

不正咬合

ハムスターはげっ歯類です。前歯にあたる切歯の部分は基本的に伸び続けるため、何かをかじって調整しています。ただし中には切歯の咬み合わせが悪く、内側や外側に向かって生えてしまう子がいます。原因は様々で先天的な場合もあれば、ケージをかじっていることが要因のケースも。

そのままにしておくとうまく食事がとれなくなったり、口内を傷つけ細菌感染などを起こす可能性があります。切歯の不正咬合を発見したら速やかに動物病院にかかり、伸びすぎた切歯をカットする「歯切り」の処置をしてもらいましょう。定期的に歯切りを行う、住環境を整える、かじれるアイテムを用意するなどすれば問題ありません。

頬袋突出

こちらもハムスター特有の疾患です。本来ハムスターは頬袋の中に食料をためこみますが、時に頬袋が反転し口の外側に出てきてしまうことがあります。要因ははっきりしていませんが食べ物で頬袋が傷ついていた、本人が噛んで炎症を起こしていた、などが考えられるようです。

この場合対応は2パターンあります。またお口の中に戻してあげる、もしくは麻酔をかけて切除する、です。戻すことができないほど炎症や腫れがある、何度も反転を繰り返してしまう、などの場合には切除することになります。ハムスターさんのような超極小動物に麻酔をかけて処置を行える動物病院はかなり限られるため、獣医師とよく相談してみましょう。

皮膚疾患

筆者が対応してきたハムスターの中で断トツに多いのは、皮膚疾患だったように思います。ハムスターはとても皮膚がデリケートで、アレルギー性皮膚炎から感染性皮膚炎など色々な皮膚疾患のリスクを抱えています。脱毛、赤み、痒みなどの症状が出たときには動物病院にかかりましょう。セロテープなどで皮膚の組織を少し取り顕微鏡で確認することで、確定診断を付けることができます。またハムスターの住環境が蒸れやすく皮膚にとってはあまりよくない場合もあります。こまめに掃除し清潔を保つことを心がけましょう。

上記の疾患以外にも様々な疾患があります。できることなら普段から体を触れるようにしておくと異常を発見しやすいかもしれません。どうしても怒りんぼ腕触ることができない場合には動物病院のスタッフに相談してみてくださいね。

《吉田つぐみ》

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