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絵本「いないいないばあ」、刊行から53年で累計出版部数700万部突破…童心社

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「いないいないばあ」累計出版部数700万部突破(童心社)
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『いいおかお』『もうねんね』をはじめとした、赤ちゃん絵本などを出版する童心社が刊行した絵本『いないいないばあ』が、11月24日付の重版で累計出版部数700万部を突破した。

そこで同社は、赤ちゃんが実際に絵本を楽しんでいるWEBムービー「700万の、あかちゃんの笑顔のひみつ」を製作。京都大学大学院教育学研究科・明和政子教授が赤ちゃんの笑顔の秘密について解説。また、自分だけのオリジナル帯をサイト上で作り、応募者の中から抽選でオリジナル帯をかけた「いないいないばあ」をプレゼントするキャンペーンも近日スタート予定となっている。

同書は、1967年の発売当初より多くの読者から「赤ちゃんが本当に笑うんです。」という声があり、半世紀以上経過した今でもなお、赤ちゃんが初めて出会う1冊として、世代を超えて読みつがれている。その結果、2020年11月24日付の重版で、339刷、累計出版部数700万部を突破するに至った。

明和政子教授によると、誰もが知っている遊びを絵本にしたシンプルなつくりの同書で、赤ちゃんが笑う要因は、赤ちゃんの脳の発達、特に “予測する能力” の発達が深く関わっているという。いつも聞いている親の声で「ばあ」という声を聞きながらページをめくる経験を積み重ねると、赤ちゃんは「次に何が起こるか」を脳内で予測するようになる。そして予測の通りになると、不安から安心へと気持ちが変化し、赤ちゃんは笑うのだそう。

一方で、親にとっても赤ちゃんが笑うことで育児に対する自信、“育児効力感”を高めることに繋がるという。自分がやっていることが赤ちゃんにとって良いことなのか不安に感じることがあったとしても、豊かな表情で声かけを行いながら、絵本を読む中で積極的にコミュニケーションを図り、親子がともに笑顔になることが重要だという。

《鈴木まゆこ》

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