動物のリアルを伝えるWebメディア

山のトリコ、ライチョウ保護に繋がる「雷鳥サコッシュ」の販売を開始

山のトリコ、ライチョウ保護に繋がる「雷鳥サコッシュ」の販売を開始
  • 山のトリコ、ライチョウ保護に繋がる「雷鳥サコッシュ」の販売を開始
  • 山のトリコ、ライチョウ保護に繋がる「雷鳥サコッシュ」の販売を開始
  • 山のトリコ、ライチョウ保護に繋がる「雷鳥サコッシュ」の販売を開始
  • 山のトリコ、ライチョウ保護に繋がる「雷鳥サコッシュ」の販売を開始
  • 山のトリコ、ライチョウ保護に繋がる「雷鳥サコッシュ」の販売を開始
  • 山のトリコ、ライチョウ保護に繋がる「雷鳥サコッシュ」の販売を開始
  • 山のトリコ、ライチョウ保護に繋がる「雷鳥サコッシュ」の販売を開始
  • 山のトリコ、ライチョウ保護に繋がる「雷鳥サコッシュ」の販売を開始

山のトリコは3月31日、ライチョウ保護を目的とした「雷鳥サコッシュ」の販売を開始した。売上金の一部は、ライチョウ保護のための調査・保護に役立てられる予定となっており、併せて、登山道の保護や山小屋の運営費として寄付される。

北アルプスや中央アルプスの高山植物帯に住むライチョウは、特別天然記念物にも指定されるが、絶滅危惧種の1つでもある。今回発売された「雷鳥サコッシュ」は、ハイマツの緑をバックに、赤い肉冠が特徴的なライチョウのワッペンを付け、身近なライチョウを守りたいという登山者、キャンパーの思いをデザインしたのだそう。

本体スペースは6.5cmのマチがあり、スマートフォン、カメラ、地図、ミニ財布、小容量のペットボトルなどが入る設計になっている。その他に外ポケットと内ポケットも配置。内ポケットにはポケットカバーがあり、隠しポケットとしての役割もある。女性から声が挙がった「サニタリーアイテム」を忍ばせるのに便利な作りとなっている。

登山、ハイキングのみならず、キャンプや屋外フェス、またシティーユースなど幅広いシーンで活躍するアイテムとなっている。

なお、ライチョウは国指定の特別天然記念物であり、環境省第4次レッドリストに分類されている。1980年代には約3000羽いたと推定されていたが、現在は2/3以下に減少したと推定されている。これまでも環境省や長野県、富山県などによる投石事業や生育環境の整備、見守り活動などが行われてきたが、予算や人員の限界もあり、目に見える成果には繋がっていない。そこで同社は、民間組織、自然の恩恵を受けている登山者、アウトドア愛好家が手を取り合って、ライチョウ保護に取り組んでいく必要性を感じたとし、「人とライチョウの架け橋になる」ことを目指して立ち上がった。

登山者の増加による環境のがライチョウの生態にも大きな影響を及ぼしていると考えている同社は、雷鳥サコッシュ、そして雷鳥Tシャツが登山者への気づきの1点になることを願い、制作を開始。雷鳥サコッシュ単体で、年間400個の販売を想定しているとし、売上金の一部から10万円の寄付金を捻出することを想定しているという。また、雷鳥Tシャツ最新モデルの販売が6月に予定されており、秋には冬毛の雷鳥をあしらった長袖モデルも販売予定だとしている。

《鈴木まゆこ》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top