吉川弘文館は、今や愛玩動物の代表として人気を集める猫に光を当て、日本人とのこれまでの関わりを様々なエピソードを交えて描いた新刊『猫が歩いた近現代―化け猫が家族になるまで―』を、5月26日に刊行した。
化ける・祟るなど、江戸時代には狡猾で恐ろしいイメージだった猫は、どのように今日の地位を獲得していったのだろうか。文豪たちに愛され、ネズミ駆除で重宝された一方、虐待、軍用毛皮の供出、食糧難による猫食いなど、苦難の路を辿った猫たちへのまなざしの変化を描き、人間社会の中に猫の歴史を位置づけた一冊となっている。
なお、刊行特別企画として、「猫のボランティア団体に寄付できる!ツイッター&インスタグラム #猫が歩いた近現代キャンペーン」を開催中。開催期間中、猫の写真をTwitterまたはInstagramに投稿することで、猫のボランティア団体へ寄付ができるという。開催期間は6月22日までとなっており、1投稿につき22円が寄付される。詳細は、同社ホームページまたは、Twitter、Instagramにて。