動物のリアルを伝えるWebメディア

【保護猫ふくちゃんとの生活 vol.15】子供と初めての接触…警戒するも最後は仲直り?

警戒中のふくちゃん
  • 警戒中のふくちゃん
  • 耳がヨーダに…
  • ふくちゃんも興味出てきたかな?
  • 少しずつ距離を縮めます
  • ふくちゃん

保護猫ふくちゃんと妻と一緒に、仲良く暮らしている筆者。本連載では保護猫を迎えるまでの経緯、迎えてからのエピソードなど、実体験を綴っていきます。

今回はあるあるネタかもしれませんが、ふくちゃんにとって(おそらく)初となる子供との接触について。

最初は大丈夫かと思いきや…

以前も書いた通り、ボランティアさん宅にお見合いしに行ったときや、友人が遊びに来たときは全く人見知りする素振りを見せなかったふくちゃん(vol.11)。

今回はいつもテレビ電話でコミュニケーションを取っている(?)3歳の姪と、7歳の甥がついにふくちゃんと直接“対峙”することに。

ふくちゃんふくちゃん

普段の生活で動物と触れ合うことが少ない姪は、ふくちゃんの姿を見て大興奮! 「くく(ふく)ちゃん~!」と少々大きい声にふくちゃんはびっくり。「何!? 誰!?」といった顔でトイレの裏やテーブルの下など、安全な場所を求めて逃げ惑います。その様子に見かねて、最近購入したキャットタワーに乗せると、いつもは自分からは行くことのない最上段へ一気に駆け上がりました。

「スター・ウォーズ」に登場するヨーダのような耳になり、かなり警戒している様子…。

耳がヨーダに…耳がヨーダに…

おやつで仲直り?

少し時間が経つと子供たちの興味はおもちゃやYouTubeに。ふくちゃんも徐々に落ち着き、キャットタワーの最上段で一時の安住を味わっていました。

全く触ることができなかった子供たち。それはそれでかわいそうなので、帰り際に触れ合いおやつタイムを設けることにしました。子供たちの手の上におやつのカリカリを置くと、ふくちゃんもキャットタワーから下りてきてくれました。大きい声を出さないことと、優しく撫でてあげることを伝え、少しだけ交流。手のひらのおやつを食べるふくちゃんのヒゲやベロを「くすぐったい」と笑いながらも、ちょっとだけ距離を縮めることができたのではないでしょうか。

ふくちゃんも興味出てきたかな?ふくちゃんも興味出てきたかな?

それにしても、ビクビクとしたふくちゃんの貴重な姿がかわいそうでもあり、カワイクもあり。新鮮なひとときでした。また、犬や猫に慣れていない子供たちに、触れ方を教える大変さを身に沁みて実感しました。保護猫カフェのスタッフさんやボランティアさんの労力たるや…。

ホセ:会社員兼ライター。普段は別ジャンル、別名義で書いてます。

猫:ふくちゃん(♂/3歳)。秋田で地域猫としてお世話されていたところ、野生動物に襲われ保護。臆病だけど人懐っこい、愛すべきどんくさ猫。

《ホセ》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top