サントリーホールディングスが設立した公益信託「サントリー世界愛鳥基金」は、2022年度の助成先の募集を9月1日より開始した。「鳥類保護団体への活動助成」「地域愛鳥活動助成」「水辺の大型鳥類保護」の3部門計で約4000万円の助成を実施する。
同社は、野鳥が環境のバロメーターであることへの気づきから、1973年より愛鳥活動を開始。同基金は、様々な鳥類保護活動への助成により、地球環境の保全に貢献することを目的として1989年にサントリーが創設し、1990年に公益信託として許可された。これまでに延べ451件、約6億円の助成を行っている。
今回の募集より、「鳥類保護団体への活動助成」部門において、海外の鳥類保護団体も応募可能となる「グローバル募集スキーム」を開始（日本の活動団体を通じた申請が必要）。これまでも海外の野鳥保護や調査などに対して助成を行ってきたが、今後は海外の多様な鳥類保護活動に対して一層支援の輪を広げていくとしている。
同基金のホームページより申請書をダウンロードのうえ、郵送にて応募。10月15日まで（当日消印有効）受け付けている。
