神戸市立須磨海浜水族園(兵庫県神戸市)は、色彩変異とみられる「全身真っ赤なアカハライモリ」の展示を開始した。「全身真っ赤なアカハライモリ」は全国でまれに発見されているが、兵庫県では初記録で同館では初展示となる。
アカハライモリは、流れの緩やかな川や田んぼ、池、水路などに生息し、背中側が黒っぽく、お腹側は赤色をしているのが特徴。なじみ深い生き物だが、2006年には環境省のレッドリストで「準絶滅危惧種」に指定されており、全国的に数が減ってきている。
今回の展示では、「全身真っ赤なアカハライモリ」と一緒に通常色のアカハライモリが展示され、違いをより分かりやすく見比べられるようになっている。展示場所は、本館2階の特設水槽。