動物のリアルを伝えるWebメディア

双子パンダのシャオシャオ&レイレイが初めて屋外へ、ちょっとだけ探検…上野動物園

上野動物園の双子パンダ・レイレイ(左)とシャオシャオ(右)
  • 上野動物園の双子パンダ・レイレイ(左)とシャオシャオ(右)
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・レイレイ(左)とシャオシャオ(右)
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・レイレイ
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・シンシンと双子(手前 =シャオシャオ、奥=レイレイ)
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・シャンシャン
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・リーリー
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ

上野動物園(東京都台東区)は、ジャイアントパンダの双子の赤ちゃん「シャオシャオ」と「レイレイ」など同園で暮らすジャイアントパンダの近況を発表した。

活発に動き回るようになったシャオシャオとレイレイ

10月23日から双子のパンダは2頭ともシンシンと一緒に過ごしており、どちらも母乳を飲んで成長。必要に応じて人工哺乳も追加しているという。

2頭とも健康状態は良好で、順調に成長している。体重は10kg近くになり、移動や身体検査のため職員が抱えあげるのもひと苦労だそう。動画は、子供たちの大きさを職員と比較するため抱えた状態で撮影しているが、活発に動き回るため、普段は抱き上げるのを必要最低限にしているという。11月10日の身体測定では、2頭が活発に動き回って抵抗するため、計測ができなかったそうだ。

また、2頭とも活動の幅が広がっており、11月10日には、シンシンの後を追って初めて屋外の非公開エリアに出た。2頭とも初めての場所でも驚く様子もなく、出入口付近を探検。シンシンも落ち着いた様子だったという。その後室内に入ったシンシンを追って2分間ほどで室内へ。

室内では、寝ている時間以外は2頭でじゃれあったり、丸太や柵につかまって後ろ肢で立ち上がる様子がよく見られているという。11月1日にレイレイの、11月8日にシャオシャオの乳歯が全て生えそろったことが確認されており、2頭でじゃれあいながら相手をかんだり、まだ採食するわけではないがタケをかんだりする様子も見られているそうだ。

上野動物園のジャイアントパンダ・シンシンと双子(手前=シャオシャオ、奥=レイレイ上野動物園のジャイアントパンダ・シンシンと双子(手前=シャオシャオ、奥=レイレイ)

シャンシャンはグルメ?

母親の「シンシン」も健康状態には問題なく、餌も副食もよく食べているという。また、子供たちに対しても、体を舐めたり授乳を行うなど、落ち着いた様子で世話をしている。10月23日以降、2頭の子供と同居しているが、どちらかのみ世話をするなどの偏りは見られていないという。

また、10月5日から西園「パンダのもり」にて展示が再開された父親の「リーリー」も健康状態良好だ。標高の高い山岳地帯に生息するパンダにとって過ごしやすい季節となってきたため、リーリーはタケの採食量が増えてきているという。(なお、11月27日から12月16日は施設設備工事のため、展示が中止となる)

東園パンダ舎の「シャンシャン」は、タケの選り好みが激しく、シャンシャンが食べそうなタケを選びなおして与えるため給餌に苦労しているとのことだが、健康状態に特に問題はないそう。屋外に出す機会も増えてきているが、屋外で管理するか室内で管理するかは、シャンシャンの状態や天候などにより変更するという。

上野動物園のジャイアントパンダ・シャンシャン上野動物園のジャイアントパンダ・シャンシャン

シャンシャンの撮影条件が変更に

11月20日からは、東園パンダ舎の観覧時における写真や動画などの撮影条件が変更された。観覧は2列で行われ、入園後最初に全員が前列へ。その後、希望者は後列へと回る。前列は、係員の誘導にしたがって、立ち止まらず移動しながら観覧。混雑を回避するとともに、入園の流れを止めないために、前列での撮影は不可となる。

前列での観覧終了後、シャンシャンの再観覧を希望する人は、東園ベビーカー貸出所付近を先頭とする列に、前の人との間隔を十分空けて整列。係員の誘導にしたがって、立ち止まらず移動しながら後列での観覧となる。後列での撮影は可能だが、写真などを撮る際は他の人にぶつかったり、観覧の妨げになったりしないよう配慮するよう呼びかけている。

後列(再観覧列)への整列は16時締め切り。また、当日の混雑状況により、16時よりも前に締め切る場合もある。さらに、当日の混雑状況により14時以降は後列(再観覧列)に並べない可能性もあるそうで、整理券予約の際は十分に注意が必要とのこと。

観覧および撮影の方法については、管理運営上に支障が生じた場合は予告なく中止または運用を変更する場合があるとしている。

《鈴木まゆこ》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top