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双子パンダのシャオシャオとレイレイ、木に登れるように…公開は22年1月12日 上野動物園

上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ(手前)とレイレイ(奥)
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ(手前)とレイレイ(奥)
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・シャオシャオ
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・レイレイ
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・シンシンと双子(手前 レイレイ、奥 シャオシャオ)
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・シャンシャン(1638日齢)
  • 上野動物園のジャイアントパンダ・リーリー

上野動物園(東京都台東区)は、ジャイアントパンダの双子の赤ちゃん「シャオシャオ」と「レイレイ」、母「シンシン」、「リーリー」と「シャンシャン」それぞれの近況を発表した。

双子の赤ちゃんシャオシャオとレイレイは、2頭とも健康状態良好で、体重も順調に増えているという。12月6日の測定では、シャオシャオが11.3kg、レイレイが11.5kgに。2頭とも母シンシンから母乳を飲んでいるが、必要に応じて人工乳を追加。動画では、シャオシャオがパンダ団子を口にくわえる様子があるが、まだ食べてはいないそうだ。室内では、寝ている時間以外はシンシンにじゃれついたり、2頭でじゃれあったりと元気な様子。木や柵につかまって後ろ肢で立ち上がるだけでなく、木に少しずつ登れるようにもなってきたそうで成長がうかがえる。屋外では、シンシンの後を追いかけて歩いたり、竹を食べるシンシンにまとわりついたりしながら外に出るが、まだ屋外で過ごす時間は長くても15分程度だという。

なお、2頭の公開日は2022年1月22日に決定した。公開時間は10時から12時。今後状況を見ながら、順次公開時間を拡大していく予定だという。また、健康状況などによっては、当日の公開中止など観覧できない場合があるとのこと。当面は、事前申し込みによる抽選制(各日約1000名)となり、抽選の申し込みは専用のインターネットサイトで受け付ける(詳細は後日発表)。

上野動物園のジャイアントパンダ・シンシンと双子(手前 レイレイ、奥 シャオシャオ)上野動物園のジャイアントパンダ・シンシンと双子(手前 レイレイ、奥 シャオシャオ)

上野動物園の福田豊園長は、飼育係や獣医師による24時間体制の飼育管理体制を取るなど双子パンダ誕生に際し万全の態勢で臨んできたが、当初は不安もあったとし、「現在までの順調な成長は、母親シンシンの献身的な子育てに加え、中国ジャイアントパンダ保護研究センターやアドベンチャーワールドからのご助言、そして、みなさんからの応援があったからこそと感謝しております。シャオシャオ・レイレイのご観覧については、母子の健康を考慮して、事前申込みによる抽選方式を検討しております。大変に心苦しいのですがしばらくのあいだ、ご理解いただきますようお願いいたします。シャオシャオ・レイレイの元気な姿を多くのみなさまにご覧いただけるよう、動物の健康を第一に飼育管理に努めて参ります。引き続きシャオシャオとレイレイの成長を見守っていただければ幸いです」とコメントしている。

母シンシンも健康状態に問題はなく、餌や副食をよく食べ、双子への授乳も行っている。給餌量は、シンシンの採食状況や双子への授乳に応じて適宜変更しているという。なお、現在も非公開の室内と屋外で双子と一緒に過ごしている。

リーリーとシャンシャンも健康状態良好とのこと。リーリーは、西園「パンダのもり」観覧エリアの施設整備工事のため11月27日より展示が中止されているが、元気に過ごしているそうだ。

《鈴木まゆこ》

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