富士花鳥園（静岡県富士宮市）は、この冬の暖房費と鳥たちの餌代のため、12月6日よりReadyForにてクラウドファンディングを開始した。
同園の位置する朝霧高原の冬は厳しく、12月から3月までの最低気温はマイナス3.6度とされている。しかし、園内外庭はさらに寒く、マイナス10度以下になることもしばしば。暖房費と餌代は入場料で賄っているが、このような厳しい寒さの中では来園者も少なく、コロナ禍以前から暖房費と動物たちのエサ代の調達にはかなり苦労をしているという。
例年は3月後半から賑わいが戻り、ゴールデンウイーク、夏休みと盛り上がって蓄えを作り、また冬を迎えるというサイクルでやりくりをしていたが、コロナ禍によりそのサイクルが完全に壊れてしまったそうだ。緊急事態宣言の明けた10月以降、少しずつ状況は改善しているものの、重油代高騰の影響などもあり、このまま冬を乗り越えるには厳しい状態だとしている。
そこで同園は、鳥たち、花たちのために、来園者の最も減る12月と1月の2ヶ月間の暖房費と餌代を募るクラウドファンディングを開始した。目標金額は475万円、期間は2022年1月31日23時までとなっている。
