銀座 蔦屋書店は、写真集『The Golden Retriever Photographic Society.』通常版、および100部限定プリント付きアートエディション(2種)の販売を1月31日より開始した。
同書を手掛けたのは、1980年代初頭から2010年代まで、ファッション写真家のトップとして数々の雑誌やブランドキャンペーンのイメージを作り続けてきたブルース・ウェーバー。この度、8年ぶりとなる写真集が刊行された。
主人公は彼のキャリア初期から、幾度となく登場する犬たち。50年にわたり犬と共に過ごしてきたウェーバーにとって、犬は単なるペットではなく、最愛の家族であり、そしてクリエイションのための大事なパートナーだ。そんな犬たちをとらえた同書には、ウェーバーの被写体への愛情や思いが詰まっている。
過去に犬をテーマとした写真集『Gentle Giants』(1994年刊行)は、ウェーバーの代表作『O RIO DE JANEIRO』『THE ANDY BOOK』と並ぶ傑作の一つ。また、2004年には愛犬のゴールデンレトリーバーたちを撮影した映画「トゥルーへの手紙」も制作している。
モノクロームの中に時折差し込まれるカラー写真や、モデルと共に撮影された写真、映画の一場面を切り取ったような構図、そして写真に書き込まれる手書きの言葉。この作品集を1冊通して見ると、ただの動物写真集ではなく、まぎれもなく皆が求めるウェーバーの作品集だと実感できるという。
銀座 蔦屋書店店頭および、アートECサイト「OIL by 美術手帖」にて販売中。