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パルマワラビーの赤ちゃんが誕生、袋の中ですくすく育つ…átoa

átoa(アトア)でパルマワラビーの赤ちゃん誕生
  • átoa(アトア)でパルマワラビーの赤ちゃん誕生
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  • átoa(アトア)でパルマワラビーの赤ちゃん誕生
  • オキナワシリケンイモリ(幼体)
  • オキナワシリケンイモリ(成体)
  • オキナワシリケンイモリ
  • ニンボクロミス・ベネスタス

átoa(アトア、兵庫県神戸市)は、有袋類のパルマワラビーに初めての赤ちゃんが誕生したと発表した。

飼育員によると、赤ちゃんが袋から顔を出している姿を初めて確認できたのは、2月13日の20時頃。その後、周りの様子をうかがいつつも袋から顔を出す姿が確認された。

パルマワラビーの赤ちゃんは、産まれてからしばらく母親の育児のう(メスにある未熟な乳仔を育てる袋)の中で育てられるため、正確な誕生日の特定が難しい。そのため、同館では袋から顔を出した日を誕生日としており、今回誕生した赤ちゃんの誕生日は2月13日となる。現在はまだ、赤ちゃんの性別はわかっておらず、名前も決まっていない。

パルマワラビーは夜行性だが、飼育員によると昼間でも時々袋から顔や脚を出している姿を確認できるという。そのため、タイミングが良ければ袋から顔を出している姿を見ることができるかもしれない。また、他のワラビーが近寄って袋の中をのぞいたり、母親をなめたりする様子も見られ、母親を中心とした個体の関係性も観察することができる。

なお同館では、他にも様々な生き物の赤ちゃんが誕生している。昨年12月初旬に同園初のふ化が確認されたのは、オキナワシリケンイモリ。産まれた頃は1cmもなかったが、現在は3~4cmにすくすくと成長。しばらくの間、飼育員がバックヤードで育てていたが、2月より2階ELEMENTS内の水槽で展示が開始されたため、赤ちゃんが泳いだり陸地に上がったりしている様子を見ることができる。

また、アフリカ・マラウイ湖固有の魚、ニンボクロミス・ベネスタスの赤ちゃんも誕生している。現地では「カリゴノ」(=眠っている魚)と呼ばれており、湖底でじっと動かず、獲物である小魚などが前を通りかかるのを待つ習性がある。 また、マウスブリーダーと呼ばれる仲間で、メスが口内で子育てをする。11月上旬に口から出てきた赤ちゃんは、現在は親と同じように自由に泳いでる。

《鈴木まゆこ》

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