桂浜水族館(高知県高知市)内の大水槽前には、無造作に置かれる3冊の手作り絵本がある。館内のイラストやポップ、ポストカード制作を手掛けてきたスタッフのひなさんによる作品だ。
『これ だれのごはん?』『アカメとすごしたグレ坊』『マスノスケとたまご』とそれぞれ題された作品は、同館で実際に起きた不思議な出来事をベースにして描かれたもの。その中でも特に注目を集める『アカメとすごしたグレ坊』が、この度書籍化された。
日本三大怪魚の一つ、釣り人たちの憧れの魚であり桂浜水族館名物の「アカメ」の水槽に、生き餌として入れられたグレ(メジナ)の物語。そのうちの一匹だけがアカメに食べられることなく、しばらくその水槽で一緒に育った、というエピソードから誕生した作品だ。生きることと食べること、そして命の不思議を考えるきっかけになる内容となっている。
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