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障害を持つ猫の魅力伝える「オンリーにゃんず写真展」、名古屋で開催…4月2日~14日

ピノワルド工房 武山氏の愛猫、「つむぎ」ちゃん。カラスに襲われ、目が見えないという。譲渡会で引き取った時には、保護猫団体の人に「この子でいいの?」と驚かれたそうだ。障害のある猫は譲渡されにくいという事実もこの時に知ったといい、武山氏の原動力になっている
  • ピノワルド工房 武山氏の愛猫、「つむぎ」ちゃん。カラスに襲われ、目が見えないという。譲渡会で引き取った時には、保護猫団体の人に「この子でいいの?」と驚かれたそうだ。障害のある猫は譲渡されにくいという事実もこの時に知ったといい、武山氏の原動力になっている
  • チャムくんは、いたずら大好きな男の子。黒猫と全盲のせいか、2度保護されるも捨てられしまったという。今は、新たな家族の元で幸せに暮らしている
  • センちゃんは、生後すぐに虐待を受け、左前脚に6ヶ所の複雑骨折をしていた所を保護された。リハビリを頑張り、可動域制限はあるものの、元気に癒しを与えているそう
  • チャコちゃんは、前脚の変形、後ろ脚の麻痺があり、生後数週間された時、喉には穴が開けられていたという。毎日の体位交換やおむつ交換、給餌介助がかかせないが、家族や他の猫にとって大切な存在

障害を持つ猫の魅力を写真で伝える「オンリーにゃんず写真展」が、4月2日より愛知県名古屋市のセントラルギャラリーにて開催される。

主催は、猫モチーフのバッグを制作・販売し、収益の一部を保護猫団体に寄付するショップ「ピノワルド工房」の武山真人氏。自身の愛猫も目が見えない障害を持つ。障害猫たちへの「かわいそう」といった声や偏見、抵抗感をなくし、譲渡先がない、捨てられてしまう、虐待の対象となるといった現状を打開すべく、「オンリーにゃんず」の活動を2020年にスタートした。

SNSでの呼びかけを行い、これまでに2回千葉県にて写真展を開催。3回目となる今回は、23匹300点以上の写真が展示される。「命のつながり」や「家族の絆」をテーマとし、目や脚などに障害を持つ猫たちのありのままの姿を伝えるという。同氏は「どの猫もその子らしく暮らし、家族に愛され不自由なく過ごしていることを、写真を通して知ってもらいたい」としている。

■開催概要
会期:4月2日(土)~4月14日(木)
場所:セントラルパーク内 セントラルギャラリー(愛知県名古屋市中区錦3-15-13)
時間:10:00~21:00
入場料:無料
備考:同展への猫の参加はなし。猫の同伴も不可

《REANIMAL編集部》

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