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宮ヶ瀬湖のほとりで愛犬とのびのび、新ゲームも盛況…アウトドアドッグパーク

アウトドアドッグパーク
  • アウトドアドッグパーク
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  • 「20mL字走」
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  • 「ワンワンラビリンス」
  • 「おっとととRUN」
  • ナイスセーブ!

“愛犬と一緒にそとあそび”をコンセプトにしたイベント「アウトドアドッグフェスタ」が、毎年秋に八ヶ岳のふもとで開催されている。その春バージョンとも言える「アウトドアドッグパーク」が、神奈川県で行われた。春本番を迎えた4月23日と24日の週末、会場となった宮ヶ瀬湖畔園地には多くの愛犬家が訪れた。

愛犬と楽しむゲームがたくさん

このイベントは“愛犬と一緒にそとあそびを楽しめるトキを提供”をテーマに、飼い主と愛犬が一緒に参加できるゲームが用意されている。珍しいL字型のコースを走ってタイムを競う「20mL字走」や、愛犬と一緒に出口をめざす迷路「ワンワンラビリンス」、ビギナー向けのフリスビー「ころころディスク」など誰でも気軽に参加できるコンテンツが人気を集めた。

「20mL字走」「20mL字走」

特に盛り上がりを見せていたのは、2種類の新しいゲーム。「おっとととRUN」は愛犬とハンズフリーリードでつながった飼い主がラケット状のプレートにボールを乗せ、バランスを取りながら決められたコースを走ってタイムを競う。飼い主のバランス感覚と愛犬とのコンビネーションが大切で、息の合ったペアが好タイムを記録していた。

もう1つの「PAWキーパー」は愛犬と飼い主のPK戦という設定。小さなゴールに向けて飼い主がボールを蹴り、ゴールキーパー役の愛犬が止めると賞品がもらえる。華麗なジャンプでボールを弾いたシェルティには、ほかの参加者から大きな拍手が送られた。ほとんどの犬たちは、ゴール前で「おすわり」し忠実に「まて」を守っていた。すぐそばを通過するボールを不思議そうに見送る様子が、暖かい笑いを誘うほのぼのとしたゲームだった。

不思議そうにボールを見送るわんこ不思議そうにボールを見送るわんこ

ドッグランやショップ、ウンチを拾う「拾ウン動」

会場内には2か所のドッグランも設けられた。小型犬専用と全犬種のエリアに分けられており、愛犬の大きさや性格に合った環境で楽しむことができる。初日は少々汗ばむ陽気だったが、青空のもとで走り回る犬たちと、一緒に微笑む飼い主たちが春の一日を堪能していた。

アウトドアドッグパークアウトドアドッグパーク

ドッグフード、リードやアパレルなどを扱うショップも30社以上が出展。他のイベントでも同様だが、特にオーガニックなど健康面での効果をうたったフードやおやつが目立った。そのほか「拾ウン動」と銘打って、会場内に置かれたウンチ型のおもちゃを見つける「ウンチを拾ってポイ!ゲーム」も行われていた。

都会でも、いまだに放置された糞を散歩中に見つけることが少なくない。そうしたマナーの問題から、犬の同伴が認められていた店舗や公園、寺社などで不可とされてしまうケースもある。埼玉県でオオカミをまつっているある神社は、長年愛犬家に親しまれてきた。ところが「一部の方の心無い振る舞い」によって信仰の場としての尊厳維持が困難になったとして2019年に犬を連れての参拝が禁止された。こうしたモラル面での意識向上を改めて訴求することは、犬たちや愛犬家が暮らしやすい社会づくりにつながるだろう。

アウトドアドッグパークアウトドアドッグパーク

宮ヶ瀬湖畔園地では5月14日に特設ドッグランイベント「アウトドアドッグスクエア」の開催が予定されている。また、今年8回目を迎える「アウトドアドッグフェスタ」は、9月17日18日の週末に長野県で開催される。八ヶ岳のふもとにある富士見高原リゾートでは、例年、キャンプやカヤック、熱気球体験などを愛犬と一緒に楽しめる。

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《石川徹》

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