星野リゾート リゾナーレトマムは、7月1日から8月31日の期間に、「酪農ファミリーステイ」を販売する。
同リゾートが位置する北海道占冠（しむかっぷ）村では、リゾートとして開発される前、約700頭の牛が飼育され、農業が営まれていた。この場所を美しい原風景に戻し、訪れる人々に癒しを与えたいと考え、19年4月より農業プロジェクトのファーム星野を展開。21年には、飼育している牛の数が30頭を超え、牛乳、ソフトクリーム、ヨーグルト、チーズの生産を行うようになった。「家族でリゾートを満喫しながら、本物の生産現場に触れる酪農体験をしてほしい」という思いから、本プランを開発した。
本プランの特徴は大きく3つ。1点目は、「学習から本物に触れる酪農体験まで行う」こと。チェックイン時にガイドブックを受け取り、牛1頭からの搾乳量や、牛の行動などについて学ぶ。翌朝には、ファーム星野のスタッフと一緒に酪農体験を実施。初めに、放牧地から牛舎まで牛を移動させる牛追いをする。その後に、搾乳と牛への餌やりを体験。毎日牛の世話をするファーム星野のスタッフから、牛の個性や特性をさらに詳しく学べることがポイントだ。実際に牛の世話を体験することで牛を間近で観察できたり、生き物を育てる難しさを学んだり、子どもの成長につながるという。
2点目は「自分で搾った牛乳を使った乳製品づくりを体験」できること。2日目の日中には、その日の朝に搾乳し、低温殺菌された牛乳を使って乳製品づくりを体験。約4時間かけて、モッツァレラチーズ、リコッタ、ヨーグルトの3種類をつくる。モッツァレラチーズをつくる過程の中で、牛乳はホエーとカードに分離する。そのホエーを使用して、リコッタを製造。ファーム星野のスタッフが丁寧にレクチャーするので、子どもでも安心して乳製品づくりに挑戦できる。翌朝には、自分でつくったチーズやヨーグルトを通常のビュッフェメニューと一緒に食べられる。
3点目は、「メインダイニングや広い客室でリゾート滞在も満喫」できること。酪農体験以外の時間は、リゾート滞在を満喫できる。リゾナーレトマムは100平米以上とゆったりとした客室に、展望ジェットバスとプライベートサウナを完備。また、約100ヘクタールの広大な「ファームエリア」で、ヤギや羊などの動物を眺めながらのんびり過ごすのがおすすめとのこと。夕食は、メインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU（オットセッテ トマム）」にて、北海道ならではの旬の食材をふんだんに使用したイタリア料理のフルコースを堪能。ここでは、トマム牛乳を使用したマスカルポーネチーズも提供。自分でつくる乳製品と味わいを比べることができる。
■「酪農ファミリーステイ」概要
期間：7月1日～8月30日チェックイン
料金：2泊8万330円～（4人1室利用時1人あたり、税・サービス料込）
含まれるもの：リゾナーレトマム2泊、酪農体験（搾乳体験、餌やり、牛追い、乳製品づくり）、OTTO SETTE TOMAMUの夕食1回、ニニヌプリの朝食1回、夕朝食1回ずつ
予約：公式サイにて7日前まで受付
定員：1日1組限定（2～5名）
対象：リゾナーレトマムの宿泊者（7歳以上）
備考：悪天候や動物の体調により、実施できない体験が含まれる。また、仕入れ状況により、提供物が異なる場合がある
・星野リゾート リゾナーレトマム
北海道勇払郡占冠村中トマム
