鳥羽水族館は、「おじさん顔」としてSNSやテレビで注目を集めたバイカルアザラシ「ニコ」の一般公開を6月1日より開始した。(写真提供:鳥羽水族館)
2月22日に誕生したニコは、当初、母親の母乳が出なかったため飼育係によって人工哺育で育てられていた。生後間もない頃は体長約50cm、体重3.7kgだったが、6月1日の段階では体長71 cm、体重14.9kgとすくすく成長している。
画像2枚目は、生後1ヶ月の白い体毛を身に纏うニコ。その1ヶ月後には、毛が黒くなり貫禄のある顔つきに。同館のSNSに写真がアップされると「おじさんのように見える」「合成かと思った」「可愛い」などと反響を呼んだ(画像1枚目)。
愛称「ニコ」は、7090通もの応募の中から選ばれたもの。2020年2月22日の「数字の“2”が5個付く日に生まれたから」、「新型コロナウィルスで大変なこんな時こそたくさんの人を笑顔にしてほしいから」といった理由で寄せられたこの名前に決定した。餌であるアジやシシャモを1日に約2kgも食べることなどから、健康状態にあると判断し、生後100日目である6月1日より一般公開をスタートした。
飼育担当者は、「ようやく一般公開することができました。人工哺育によってここまで大きく育ってくれてほっとしています。はやく大人の個体に馴染んで、立派なオスに成長してほしい」とコメントを寄せている。
同館の公式Twitterでもニコの様子を配信中。人懐こい性格のようで、ガラスに寄ってアピールしたり、飼育員に遊んでほしがる姿などが投稿されている。
人懐っこいバイカルアザラシのニコ君はガラス面に人が近づくと、寄ってくてワシャワシャしてくることがあります #鳥羽水族館 #バイカルアザラシ pic.twitter.com/ciUfNZotg4
— 鳥羽水族館(TOBA AQUARIUM) (@TOBA_AQUARIUM) June 4, 2020