学研プラスは、小学校低学年向けの書籍『オオカミ王ロボ』(あべ弘士のシートン動物記1)を、7月2日に刊行する。
同書は、人間との戦いを通して、オオカミたちの強く気高い生き様を描いた、100年以上も読み継がれる動物文学の名作を、あべ弘士氏が新たに描いた物語となっている。
あべ弘士氏は、旭山動物園の飼育係を25年間勤め、オオカミの飼育を担当。また、「シートン動物記」の舞台の1つである、カナダ中東部のノース・ウッズをカヌーで訪ね、ハイイロオオカミを始めとした多くの動物たちと出会っており、その時のスケッチや鳴き声の表現が、同書に活かされている。
音読した時のリズムにこだわった文章と、すべてのページに挿絵が入った同書は、読み聞かせや、子供が初めて読むシートン動物記にぴったりとのこと。なお、文章には振り仮名がついていて、挿絵はオールカラーとなっている。