仙台うみの杜水族館（宮城県仙台市）は、2018年7月27日から飼育展示を続けているヨシキリザメの国内飼育最長記録を大きく更新し続け、今年の7月27日で2年に達すると報告した。
このヨシキリザメは志津川湾の定置網で捕獲された個体で、同館に搬入された当初は、全長51cm、体重345gだったが、現在では、全長103cm、体重3.6kg（計算値）にもなり、順調に成長しているという。
同館では、ヨシキリザメの魅力をさらに知ってもらえるよう、飼育記録2年を記念し、ヨシキリザメ飼育担当によるレクチャーイベントを、同館内およびYouTube LIVEにて行う。
レクチャーイベントは、新型コロナウイルス感染予防および拡大防止の様々な対策を講じたうえで、7月26日10時より、同館1階レクチャールームにて実施。飼育当初から現在に至るまでの道のりや日々の飼育管理についての講義、普段は見ることのできない搬入や治療の様子の動画などを通し、ヨシキリザメの魅力を学べる内容になっているという。対象は年間パスポート保有者で、定員は8組16人。
また、7月27日には、ヨシキリザメの飼育担当者によるYouTube LIVE配信が行われる。こちらは誰でも閲覧することができ、26日と同様、ヨシキリザメの飼育について学ぶことができる。また、質疑応答コーナーもあり、飼育担当者に直接質問ができる時間も用意されている。
同館は、今後もヨシキリザメの更なる長期飼育と、三陸の海の魅力をより伝える展示を目指していくとしている。
