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「ルーヴルの猫」で松本大洋氏が2度目のアイズナー賞を受賞…感謝のコメントも

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『ルーヴルの猫』で松本大洋氏が2度目のアイズナー賞を受賞
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現地時間7月24日、アメリカで開催された最も権威ある漫画賞のひとつ「第32回ウィル・アイズナー コミック・インダストリー・アワード」(以下アイズナー賞)のオンライン授賞式で、松本大洋氏の『ルーヴルの猫』が「最優秀アジア作品賞」 を受賞した。

同氏は2008年にも『鉄コン筋クリート』でアイズナー賞を受賞しており、今回で2度目の受賞となる。過去に同賞を複数回受賞した日本人作家は、手塚治虫氏、水木しげる氏、浦沢直樹氏、小池一夫氏、大友克洋氏という錚々たるメンバーで、松本大洋氏は6人目に名前を連ねた。

2度目の受賞作となった「ルーヴルの猫」は、2016年から2017年まで小学館「ビッグコミックオリジナル」にて連載。ルーヴル美術館の屋根裏に棲みつき、人間から隠れて暮らしていた猫たちだが、一匹の白猫がその掟を破り、冒険に出かける。絵画から聞こえる声に導かれて入った世界には…という物語で、オールカラー豪華版と通常版の2種類のコミックスが、上下巻で発売されている。

同氏は、同作を描くにあたり、ルーヴル美術館で働くたくさんの人に取材を行ったという。漫画の中ですべてを表現することはできなかったとのことだが、「取材を通して、いろんな方の思いを感じることができ、創作の助けになった」とコメントしている。

また、「協力してくださった多くのみなさん、それからいつも漫画を読んでくださっているみなさん、今まで出会ったたくさんの猫たちに、感謝したいと思います。ありがとうございました!」と感謝のコメントを述べている。

《鈴木まゆこ》

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