アドベンチャーワールドは、西日本電信電話と三菱電機システムサービス、オイヒナーの協力のもと、パンダ施設のIoTプロジェクト第1弾として、パンダ飼育舎のバックヤードへガードロックシステム（電子錠システム）を導入したと発表した。
同システムは、飼育業務の安全性強化と効率化を目的に、ジャイアントパンダが暮らす希少動物繁殖センター「PANDA LOVE（パンダラブ）」のバックヤーに導入。導入のポイントとして、「電子化」「セーフティ」「遠隔確認」の3点を挙げている。
「電子化」については、これまで南京錠で行なっていたことがボタン操作で可能になるため、作業が効率化。また、開錠作業の手順を誤った場合は、パトライトが点灯するなど、解錠・施錠の状態の視認性が向上するとしている。
「セーフティ」は、「鍵のかけ忘れ」「扉の閉め忘れ」のリスクを軽減。飼育スタッフと動物の予期せぬ接触を回避するため、インターロック制御を組み合わせたシステムを導入。
「遠隔確認」は、IoT技術を用いて飼育獣舎の施錠状態の遠隔監視が可能。システム状態が「見える化」し、施錠操作の履歴がログとして保存されるという。
同園は、今後もパンダラブに最先端技術を導入し、未来創造パークとして、人、動物の安全、全ての生き物が輝くSmile溢れるパークを目指していくとしている。
