ハーパーコリンズ・ジャパンは8月17日、ハートフル猫物語のシリーズ第6弾となる『通い猫アルフィーのめぐりあい』を刊行した。
2015年に第1弾が発刊してから、毎年1巻ずつ刊行されている「通い猫のアルフィー」シリーズは、累計12万部を突破し、廣済堂出版「ねこ検定」公式テキストに掲載されるなど、話題を呼んできた。
第1弾で飼い主の老婦人を亡くし、ひとりぼっちになってしまった猫アルフィー。帰る場所もなく空腹で彷徨い続けた末、とある住宅地に辿り着き、そこで“通い猫”として生きることを決める。しかし、訪ねた先の住民たちは問題だらけ。そんな中アルフィーが奇跡を起こしていく。
続く第2弾から第5弾でも、アルフィーと様々な住民たちとのやり取りが綴られている。中には心を閉ざした白猫や、日本から引っ越してきた住人の飼い猫との物語も描かれている。
第6弾となる今作では、飼い主の1人が貰ってきた仔犬との物語を収録。犬とまともに触れ合ったことのないアルフィーにとって未知の存在である仔犬。しかもその仔犬の面倒を任されてしまい…無邪気な仔犬が波乱を巻き起こすストーリーとなっている。
また巻末には、コロナ禍でのアルフィーたちを描いた短編「通い猫アルフィーのステイホーム」も特別収録。同社は、こんなご時世だからこそ読んでもらいたい、癒しの一冊だとしている。