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アクアマリンふくしま、絶滅危惧種ウミガラスの子どもを公開…飼育施設は国内で2ヶ所のみ

ウミガラスの子ども
  • ウミガラスの子ども
  • 親のウミガラス

アクアマリンふくしま(福島県いわき市)は、初めて絶滅危惧種であるウミガラスの人口育雛に成功し、8月24日より展示を開始した。

同館では、2007年1月からウミガラスの飼育展示を開始し、2012年に初めての産卵を確認した。しかし、孵化には至らず、その後も毎年産卵は確認するものの、親が抱卵を放棄するなどしてこれまで育成することができなかった。

そのため、昨年より産卵確認後に卵を回収し、人工孵化に切り替えた。今回初めて展示できるまでに育雛できたという。

今回誕生したウミガラスの子どもは、6月5日の朝8時頃に産卵が確認され、7月11日の20時頃に67gで孵化。その後無事に成長したため、8月24日より「北の海の海獣・海鳥」コーナーにて展示するに至った。

なお、現在日本でウミガラスを展示している施設は、同館と同館の友好締結館である東京都葛西臨海水族園の2施設のみとなっている。

《鈴木まゆこ》

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