青春出版社は、9月10日に『いつかきっと笑顔になれる~捨て犬・未来15歳~』を刊行する。
同書に登場する未来は、生後1・2か月頃に人間から虐待を受け捨てられ、殺処分前日に奇跡的に保護ボランティアに救われて、少しずつ人間との「絆」を取り戻していった。そして「亡くなっていった全ての命の分まで未来を幸せに生きて欲しい」という願いが込め、「未来」と名付けられた。
そんな未来に課された使命は「命の大切さ」を多くの人に伝えること。未来は15歳になるまでに、小学校、中学校、図書館、公民館、少年院など全国230ヶ所を超える施設で「命の授業」を行ってきており、今後も「命の授業」を求める声に応じて活動を続けていくという。
同社は、コロナ禍による外出自粛でペット需要が急増している一方、飼育放棄による保護動物の急増も問題視されているため、改めて「ペットとの向き合い方」「命の重さ」について多くの人に考えてもらいたいと考え、このタイミングで同書を出版することしたとしている。