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医療現場で動物介在療法を行うDI犬&ハンドラー認定、全国で2例目誕生…日本介助犬協会

医療現場で動物介在療法を行うDI犬&ハンドラー認定、全国で2例目誕生(日本介助犬協会)
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日本介助犬協会は、楓の丘こどもと女性のクリニックにて、医療現場での動物介在療法・動物介在活動を行うハンドラーとDog Intervention(DI)犬の認定を受けたことを発表した。これは全国で2例目となる。

手や足に障害がある人の日常生活動作をサポートする介助犬を育成する同協会では、新たにDI活動に力を入れている。この活動は、医療現場にて、PR犬を連れて訪問(動物介在活動)するほか、特定の患者に対して、医師からの指示の元行われる「動物介在療法」を行う。

同協会が医療従事者に対してハンドラー研修・認定を行い、この動物介在療法に取り組むのは、これまで聖マリアンナ医科大学で活躍する「勤務犬」のみであったが、この度、楓の丘こどもと女性のクリニックの向野看護師、そしてラブラドールレトリバーのハチが、DI犬ハンドラーとその活動を行う犬としてペアで認定を受けた。

同協会は、クリニックから患者に寄り添う犬について相談を受けており、適性ある候補犬の検討を行った。そこで、人に対してとても友好的で、触れ合いを得意としていた元介助犬のハチが候補として上がり、DI活動の可能性を探ることになったのだそう。

また、同クリニック開院前から児童精神科を専門分野として活躍してきた向野看護師は、ハチのハンドラーとなるため、2019年12月に介助犬総合訓練センターで研修を受け、その後クリニックで実地研修を行ったという。

コロナ禍でハンドラー研修および活動を見合わせた時期を経て、6月以降クリニックでの活動を少しずつ再開、この度、10月2日と3日に協会が行ったハンドラー試験を経て正式に認定となった。

子供と女性の心をケアする同クリニックで、ストレスや心の傷(トラウマ)を和らげるために、ハチは診察や心理治療への同席を行うほか、触れ合いを通じて患者とその家族の心のサポートを行っている。早くも、向野看護師とハチの活動についてはポジティブな声が数多く寄せられているという。

同クリニックの新井康祥院長は、付添犬を日本に導入させるために尽力してきた1人であり、ハチの付添犬としての活躍も今後期待できるとしている。

《鈴木まゆこ》

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