学研ホールディングスのグループ会社である学研プラスは、11月19日に『なぜなラボ#1危険生物ファイル』を刊行した。
近年の学校教育では、アクティブラーニングに代表される、知識のみに頼らない、物事について考えさせる教育が進んでいる。同書は、そのような「考える力」を、子供が大好きなテーマで身に付けることができる新感覚のクイズ図鑑だという。
従来のクイズ本に多い、選択肢から答えを選ぶスタイルとは大きく異なり、解答の選択肢はなく、あるのは3枚の写真によるヒントだけ。読者は、このヒントをもとに答えを考察していく。ヒントから答えを推測できるため、知識のない人でも簡単に取り組むことができる。また、ヒントから根拠と結論を関連づけて考えることで、勉強にも役立つ深いアプローチが可能だという。
答え合わせの後には、隣のページにあるコラムを読むことでさらに深い関連知識を身に付けることもできる。さらに、新しい疑問が湧いてきたらもっと詳しい本で調べるなど、同書は、知識を深めていくきっかけにもなり得るとしている。
そんな「なぜなラボ」の第1弾は危険生物。「ウミヘビは魚?ヘビ?」「種類によってサメの歯の形が違うのはなぜ?」「花粉症にはなぜなるの?」など、40問のクイズが収録されている。人気のサメやトラはもちろん、病気の原因になる蚊や毒キノコなど、様々なジャンルの危険生物が豊富な写真とイラストで登場する。