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ファンコミュニケーションズ、動物支援型サブスクリプションサービス「zoo-tomo」をリリース

ファンコミュニケーションズ、動物支援型サブスクリプションサービス「zoo-tomo」をリリース
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インターネット広告事業を展開するファンコミュニケーションズは、11月16日に、個人が特定の動物個体に月額課金制で支援できるプラットフォーム「zoo-tomo(ズッ友!)」をリリースした。

「zoo-tomo」とは、動物と動物園や水族館に代表される動物展示施設の支援を目的としたサブスクリプションサービス。個人が特定の動物個体に毎月定額課金をすることによって、支援者と動物個体の間に“ズッ友”と呼ばれる、「お客さん以上飼い主未満」の関係を結ぶことができる。

ユーザーはズッ友になることにより、ズッ友の動物種についての学術的な内容や、その個体特有な好き嫌いといった基本情報を知ることが可能になる。また、ズッ友である動物がどのような1週間を過ごしたかを知れる“シューホー”を受け取れ、家にいながらズッ友の近況を知ることができるほか、その動物個体とズッ友である証明書が発行され、ズッ友である動物が所属している動物展示施設に何度でも入場が可能になる。

動物園や水族館などの動物展示施設は、同サービスを利用することにより、入場に関係のない安定的な収入を得ることができ、動物福祉に明るい施設を目指すことができる。初期費用0円から経営の多角化を実現することが可能になる。

日本の動物園や水族館は長い間、生きた動物を飼育・研究し、一般に公開する施設として日本を支えてきたが、今までその業態は大きく変化していない。そのため、世界的な動物福祉の価値観から遅れを取っていると非難されることもある。そこに、新型コロナウイルス感染症の影響が加わり、動物展示施設とそこで暮らす動物たちは、機器的な状況に陥ってしまっている。

同社は、このような状況の中、動物展示施設がリスクなく始められる方法で、「人々が楽しみながら動物展示施設を進化させられないか」という思いのもと、同サービスを立ち上げたという。今後はさらに、ユーザーや参加施設の要望に寄り添いながら、映像やコミュニティー機能を追加し、動物展示のオンライン化に焦点を当てていく予定だ。

展示施設が安心して動物の研究や新たな展示方法にチャレンジできるよう、ユーザーとともに動物展示施設を支援していく場所を目指すとしている。

《鈴木まゆこ》

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