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愛犬の安全と健康のため、冬に気をつけていること…飼い主の視点から

最近は暖かい場所で寝ることが増えました
  • 最近は暖かい場所で寝ることが増えました
  • 毛布の上ですやすや
  • 夏はフローリングが気持ちいいようですが…
  • 快適に眠れるような環境づくりを
  • 温度と共に加湿にも気をつけて
  • 暖房はタイマー設定ができると便利
  • オールシーズン寝ているベッドはちょっと寒いのかも…
  • 湿度は50%を目安にしています

熱中症の予防など、夏になると犬に対する暑さ対策の大切さが多く語られます。酷暑の傾向にある近年、熱中症で動物病院に担ぎ込まれる動物の数は増えているという話も聞いたことがあります。その反面、冬の寒さに対しては比較的目にしない印象を受けます。

夏はフローリングが気持ちいいようですが…

基本的に、犬たちが暑さほどには寒さを苦手としないからだろうと思います。とは言え、寒さが体調不良に繋がるリスクも否定できません。今回は、一般の飼い主の視点から、筆者が行っている冬の寒さ対策をご紹介します。

基本的には人間が快適な環境で

基本的には私たち飼い主が快適に生活できる環境を基に、身体の大きさや犬種の特性などで判断するのが良いと思います。暑さに弱く寒さに強い犬種、例えばサモエドなどは、夏には人間が寒い位の室温が適切など幅はあるでしょう。

ここでは、筆者の愛犬、チワプー(チワワとトイプードルの雑種)・ひめりんごとトイプードル・平蔵を基準にしていますが、基本的には多くの(超)小型犬に当てはまると思います。冬の室内は、まず人間が快適に過ごせる環境をベースに考えれば良いでしょう。

同じ犬でも年齢によって変化

我が家では、基本的にカーペットを冬仕様に替えたり愛犬たちのお気に入りのブランケットなどを多めに与えたりする以外のケアはしてきませんでした。ただ、常に元気いっぱいで実は筋肉隆々のひめりんごが、この冬から暖かい毛布の上で寝ることが増えてきました。6歳になって、少々寒さが気になるようになってきたのかも知れません。平蔵は、呼吸器系が少し弱いので、冬には空気の乾燥に伴いせき込むことがあります。

温度と共に加湿にも気をつけて

そこで「ふたり」の健康のため、冬の過ごし方を少し考えてみました。みなさんも、愛犬のことは良く理解していると思いますが、私たち人間同様、犬たちも歳と共に体調や好みが変わるようです。

お家の中では温度と湿度に注意

まず、平蔵の喉を考えて加湿器を導入しました。東京都の健康安全健康センターによると、インフルエンザウイルスの生存率は湿度50%で低下するとのことなので、それを1つの目安にして乾燥し過ぎないようにしています。温度は、私たち人間がTシャツなどラフな格好でも寒くない状態に。夜はリビングで寝るため、気温が最も下がる明け方に暖房が入るよう、12月に入ってからはタイマーを設定しています。

湿度は50%を目安にしています

コストは高いが安心な床暖房

冬場のガス代はかなりの金額になりますが、火事の危険がなく、空気の乾燥にも影響が少ないため基本的には床暖房を使用しています。そのほか、やけどを負う心配もありませんし、不完全燃焼による一酸化炭素中毒などによるトラブルも起きないのでメリットは大きいと思います。床暖房を使わない場合は、安全性やタイマー設定の便利さからエアコンを使います。

暖房はタイマー設定ができると便利

その時は、加湿器をうまく使って湿度調整は念入りにしてあげたいと思います。

電気器具は漏電に注意

ひめりんごが子犬時代にケージ(サークル)の中で寝ていた頃は、犬用の電気ヒーターを使っていました。ピンポイントで適度に温められるので経済的です。電源コードにはしっかりしたカバーが付いていましたが、何でもかじりたがる子犬の場合は損傷していないかこまめなチェックが安心です。カバーだけ交換可能な製品があると思います。そのほか、ペットのいる部屋で電気毛布や温風機など電気を使用する暖房器具を使用する時は、漏電の危険が無いかを確認しましょう。

ストーブの近くでは「動き回る赤ちゃん」に注意

みなさん気をつけているかと思いますが、ストーブを使用する場合は近づきすぎてヤケドを負わないよう、フェンスを設けるなど充分気をつけましょう。特に石油のファンヒーターの場合、炎が直接見えないので油断しがちですが、身体の大きさによっては愛犬が転倒させてしまうこともあり得ます。自動消火装置が装備されていても、漏れた灯油や熱で思わぬケガを負うこともあります。以前、「迷子犬の掲示板」さんを取材した際に担当の方がおっしゃっていたのですが、ペットは「動き回る赤ちゃん」だと思って用心することが必要だと思います。

愛犬の様子に合わせた対応を

以前は冬でもオールシーズン兼用のベッドで寝ていたひめりんごですが、この冬からはカーペットの上で毛布にくるまって寝ることが多くなりました。犬種や身体のサイズだけでなく、年齢や体調によっても感じる寒さは違うようなので、飼い主さんが注意深く見てあげて下さいね。

冬用じゅうたんの上で毛布にくるまる「ふたり」

屋外では人間以上に寒いかも…

夏と違い、冬は昼間の時間帯に散歩に出ることが多くなると思います。飼い主さんも暖かい方が気持ち良いですからね。その場合、人間の感じる寒さと愛犬たちの感じる寒さが違うかも知れないことを意識してあげると、ワンコたちも快適に散歩できると思います。

夏には思った以上に熱く、冬は冷たい足もと

夏は、地面が熱くないか手で触って確認する飼い主さんも多いと思います。筆者は念のため、真冬もこれをやることがあります。都会では、散歩コースにも比較的多いアスファルトやコンクリートが、冬には結構冷たくなっていることがあります。

犬の場合、基本的には暑さほど苦手ではないと思いますが、平蔵の場合は脚も含めて関節周りが弱いため、寒さで痛みが出たりケガをしたりしないように用心しています。人間でも、歳を取ると冷えの影響で首や腰が痛くなりますよね。トイプードルだけでなく、チワワやダックスフント、ヨークシャーテリアなどの(超)小型犬には膝や腰などにトラブルを抱えている場合が少なくないと思います。あまり神経質になる必要はないと思いますが、足元の冷えも少し気にしてあげると安心だと思います。

飼い主同士のおしゃべりに注意

ほかにも、冬は思わぬところで身体を冷やすことがあります。お散歩中は、しばしば仲の良い飼い主さんとのお話しに花が咲きます。その時には、日陰になっていないか、強い風に吹かれていないかなど、ワンちゃんの様子を少し確認してあげましょう。以前、日陰になった飼い主さんの足元で、風に吹かれて震えているチワワちゃんを見たことがありました。

雨と強風の日

ひめりんごと平蔵はあまり散歩が好きではないので、雨の日と風の強い日には室内で遊ぶことにしています。以前、レインコートを着せて散歩に出かけてみましたが、当然、足元は濡れてしまいます。帰宅後に足を拭いた時には肉球が「つめたっ!」という状態になっていました。

また、風が強い日には人間でも砂ぼこりやごみが目に入って痛い思いをすることはよくありますよね。小型犬の場合、地面から顔までの距離はせいぜい20センチ。実験したことはありませんが、多分、私たちよりもたくさんの異物が飛んできていると思います。強風にあおられて、草の葉や木の小枝が目を傷つけるリスクも増えると思います。

そんなことから、筆者は雨と強風の日は散歩を控えています。ただ、愛犬の性格や飼い主さんの事情・習慣によっては、短時間でも毎日の散歩が欠かせないケースもあるでしょう。その場合は、冷えやケガなど寒さや雨、強風などのリスクを念頭に、安全な散歩に心がけるのが安心だと思います。

《石川徹》

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