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福山市立動物園にアムールヒョウのメスが来園

アムールヒョウ
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12月23日、福山市立動物園(広島県福山市)に、神戸市立王子動物園(兵庫県神戸市)からアムールヒョウのメスが1頭来園した。

アムールヒョウは、ヒョウの仲間では地球上で最も北に生息する亜種。生息地である極東ロシアのアムール川流域の森林伐採や密猟により、野生での生息数は100頭ほどと非常に少なく、ワシントン条約1類に指定されている絶滅危惧種。

国内では、9園館で18頭(オス8頭、メス10頭)が飼育されている。同園にやってきた個体は、2019年7月29日に王子動物園にて「アニュイ」と「セイラ」の間に生まれた3頭(スク・ラム・トライ)のうちの1頭。

今回の移動は、日本動物園水族館協会・アムールヒョウ計画管理者の推奨する繁殖計画に基づいた移動で、国内飼育個体群の個体数や遺伝的多様性の維持向上を目的としているのだそう。

なお今後は、同園にて現在飼育されている「ピン(雌・12歳)」と交代で展示していく予定とのこと。

※性別に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

《鈴木まゆこ》

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