動物のリアルを伝えるWebメディア

【青山尚暉のわんダフルカーライフ】コロナ禍、愛犬とのドライブ旅行に安心して出かけるには?

おでかけ クルマ
スズキ ハスラー
  • スズキ ハスラー
  • コロナ禍、愛犬とのドライブ旅行に安心して出かけるには?
  • マツダ CX-30
  • マツダ CX-30
  • コロナ禍、愛犬とのドライブ旅行に安心して出かけるには?
  • コロナ禍、愛犬とのドライブ旅行に安心して出かけるには?
  • ボルボ V60
  • コロナ禍、愛犬とのドライブ旅行に安心して出かけるには?

2021年、新春のスタートは、コロナ禍真っただ中。愛犬とのドライブ旅行を計画していた愛犬家のみなさんも、Go To トラベルの一時中止や様々な不安から、自粛、キャンセル…といった、ストレスのたまる生活を送っているのではないだろうか。

安全に配慮しながら愛犬との思い出づくり

とはいえ、愛犬にとっては、家族とのドライブ旅行は、10年から15年という短い犬生において、とても貴重な楽しみ、思い出作りの場。「短い犬生の間に、どれだけ多くの家族との旅行、楽しい経験をさせてあげられるか」が、飼い主の使命、と思っているわが家では、この先、安心して出かけられる日を心待ちにして、万全の対策とドライブ旅行方法、滞在先の安全度を考え、できる限り、愛犬のためのドライブ旅行を継続していこうと考えている。

マツダ CX-30

実は、知り合いの、いつも笑顔でいる犬が、ここしばらくの外出自粛(お散歩は除く)のせいで、笑顔を見せなくなり、心配になった飼い主が動物病院で診察してもらいに行ったところ、病理的な異常は見つからず、精神的なストレスが、元気がなく、笑顔を見せなくなった理由と診断されたそうだ。そこで、クルマで近くの公園の空いている時間を狙い、連れていったところ、元気を取り戻し、笑顔を見せるようになったという。普段からドライブ旅行に慣れている、わんダフルカーライフを謳歌してきた犬こそ、人間同等(それ以上?)に、このコロナ禍によるストレスを受けているかも知れないといういい例ではないだろうか。

新しい生活様式における愛犬とのドライブ旅行

で、わが家はどうしているかと言えば、緊急事態宣言が解除された後でも、まずはマイクロツーリズムに乗っ取った1泊2日のドライブ旅行計画を基本とする。犬は普段、お留守番をしているは時間がほとんどいうケースが多い。しかし、宿泊を伴うドライブ旅行では、24時間、1日中、飼い主と一緒にいられ、最高に幸せで安心な時間を過ごせることになる。だからこその、宿泊を伴った1泊2日のドライブ旅行なのである(これまでお世話になった宿の恩返しでもある)。

そこで、わが家では、家族限定で行くことはもちろん、都道府県をまたがない(またいだとしても近距離)目的地を設定。嬉しいことに、近くには多くの魅力的な愛犬同伴型リゾートホテルがあり、滞在先には困らない環境にある。そして重要なポイントとしているのは、ドライブ途中、高速道路のSA/PAなどに、できるだけ立ち寄らないようにすること。それがマイクロツーリズムの安全メリットでもあると考える。長距離ドライブともなれば、トイレ休憩、犬のお散歩休憩も不可欠だが、近距離であれば、それをしなくて済むということになる。

ボルボ V60

もちろん、旅程が昼時にかかれば、現地周辺でランチをとることになるのだが、それこそ、車内でいただけるお弁当でもいいし、レストランを利用するにしても、感染対策をしっかりと施しているお店のテラス席を利用するようにしたい。真冬でも、暖かい衣類を(犬も)着ていれば寒さ知らずで、かえって眺めのいいテラス席のほうが、ドライブ旅行気分が一段と盛り上がるではないか。わが家では、海の近くの目的地を選び、また、ランチスポットも、席と席の間隔の開いた、テラス席から海が一望できるお店を事前チェックして、利用するようにしたいと思っている。

残念ではあるが、愛犬と入れる観光スポットは(よほど空いていない限り)スルー。できるだけ人と接しない旅程を組むことが大切である。

接触の機会を減らせる滞在先選び

では、滞在先はどう選ぶべきかと言えば、あくまでわが家のスタンスだが、徹底した感染対策を行っている宿であることはもちろんとして、愛犬同伴専門のコテージタイプで、朝夕の食事を部屋食(自炊、BBQ)で済ますことができるところがベスト。その多くはプライベートドッグランが付いているため、犬を遊ばせ、排泄させる際も、他人との接触が避けられることになる。



ホテルタイプであっても、チェックインをフロントレセプションではなく、プライベートな空間となる客室ででき、朝夕の食事も他人と接触しがちなレストランではなく、朝夕ともに部屋食で提供してくれる部屋食(または個室提供)、そして部屋風呂(温泉ならなお可)付きの宿を選び、なおかつ、プライベートドッグラン付のお部屋をチョイス。お部屋にプライベートドッグランが付いていれば、愛犬を遊ばせ、排泄させるにしても、食事、入浴を含め、他人と接触する機会が減り、さらに安心・安全と考えている。



そして、宿をチェックアウトしてからは、ひと気のない場所(浜辺など)での立ち寄り、記念写真の撮影はアリとしても、基本的に帰路は自宅に直行すべきだと思う。これが、わが家流の、新しい生活様式における、愛犬とのドライブ旅行法というわけだ。

もちろん、この先、晴れて愛犬とのおでかけが楽しめる時期が訪れようとも、不織布マスクの着用、その頻繁な取り替え、車内、および各自のポケットに消毒用アルコール、アルコールウィットティッシュを常備するなど、できる限りの対策を行った上での実施が、安心・安全で、結果的に楽しく充実した愛犬とのドライブ旅行になると考えている。



青山尚暉|モータージャーナリスト/ドックライフプロデューサー
自動車専門誌の編集者を経て、フリーのモータージャーナリストに。自動車専門誌をはじめ、一般誌、ウェブサイト等に寄稿。自作測定器による1車30項目以上におよぶパッケージングデータは膨大。ペット(犬)、海外旅行関連の書籍、ウェブサイト、ペットとドライブ関連のテレビ番組、ラジオ番組の出演、イベントも手がけ、愛犬との安心快適な自動車生活を提案するドッグライフプロデューサーの活動、自動車用ペットアクセサリーの企画・開発も行っている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

《青山尚暉@レスポンス》

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top